お疲れ様です。研修医1年のSMです。

 本当は7月にブログ更新担当でしたが、気づいたら8月になっていました(汗)すみません。

 もしかして、もう1年目の3分の1終わった…ってコト??

 

 自分は、7月前半まで総合内科、7月後半は小児科導入を研修しました。8月からは循環器内科を回っています。今回は、小児科導入について書きたいと思います。

 小児科導入は2週間あり、そこで小児の外来を集中的に学びました。

 この研修の1番の目標は、小児のトリアージをできるようになることです。診察室に入ってきた第一印象で、ぐったりしている、呼吸がおかしい、肌が蒼白、などは重症だと判断します。2週間の研修で、最低限それができるようになればOKとのことです。子供は正直に反応するので、痛い時は痛い、痛くない時は痛くないと言ってくれます。子供がぐったりしているというのは、重要なバイタルサインだと感じました。

 自分が回った7月後半はちょうど新型コロナが急増していて、発熱で来る子が多く、それ以外の症状・疾患がちょっと少なくなっていました。それでも、いろいろな症例をみることができました。主訴として多いのは発熱、鼻汁、咳嗽、嘔吐、下痢などで、疾患としてはやはり感冒、胃腸炎が多かったです。子供たちの感染力の強さを実感しました。

 ある小児科の先生は、小児科なりたての頃は1ヶ月に1回は熱を出していたそうですが、その後しばらくしてからは熱を出さなくなったそうです。小児科の先生方は体内で相当抗体がつくられているのではないかと思われます。外来で子供たちを診察していると、口の中を見るときに咳を直に浴びることがザラにあります。先生方が体調を崩さないのを不思議に思っていましたが、それを聞いて納得しました。

 2週間で特に勉強になったのは、けいれんを起こした子と、虫垂炎疑いの子の症例です。けいれんの対応として、まずは抗けいれん薬を投与しけいれんを止めること、その後、頭部CTや髄液検査を行うことを学びました。虫垂炎を疑った時は、CTよりも腹部エコーでみた方がより観察しやすく、確実だと初めて知りました。

 とても充実した、あっという間の2週間でした。指導してくださった先生方、ありがとうございました。