暑いですね。1年目研修医Hです。
昨日の夜、奄美大島からフェリーに乗り、鹿児島に帰ってきました。
上の写真は奄美で撮影した、ある道端の植物です。研修医Hは植物に詳しくないのでこれらが何者なのかは分かりませんが、奄美は内地にはない自然が生活のすぐ近くにある場所だなと感じます。
さて、約2ヶ月半の奄美大島での導入期研修が終わりました。
5月の連休が明けてからは、入院患者さんの担当医をする、ということをじっくり経験させていただきました。
「入院患者さんを担当する」と言葉にするのは簡単ですが、毎日が苦労の連続でした。導入期の研修医という立場なので外来や会議などは最小限であるとはいえ、若干入っているそれらと、担当医としての仕事とを両立させるということそれ自体も大変でした。
以下は私の1週間の状況を大まかに説明したスライドです。
毎日「しんどい」という言葉が入ってますね。実際、しんどかったので、嘘はつけません。
一方で「幸せだなぁ」と思うこともたくさん、ありました。
まず「患者さんが退院する」、つまり退院できるような健康な状態になるのを目の前で見られることは、嬉しいです。
患者さんと少しずつ仲良くなり、信頼してもらえるようになるのも、嬉しいです。
だんだん患者さん自身が毎朝毎晩やってくる私のことを心配して「今日も朝早いですね」「今日も遅いですね」と声をかけてくれるようになります。
おそらく私よりも、外来や健診や往診や当直や出張をしている上級医・指導医のほうが大変な気がしますが、病棟に集中して足を運べる立場の特権なのでしょう。
「日々の診療を通して患者さんから癒される」それが何よりの医療者としての幸せなのだろうと思います。
担当させていただいた患者さんは、退院された方もいれば、今も入院中の方もいらっしゃいます。いずれにせよ、奄美中央病院で働くみなさんにバトンをつないで、患者さんたちが奄美で健やかに生きることを願うばかりです。
梅雨が明け、奄美の素敵な海と森も満喫しました。
そんな自然を摂取して命の洗濯を終えた私は、明日から鹿児島生協病院での研修に入ります。
来年には、今度は2年目研修医の地域医療研修で奄美に戻ってくる予定です。そのときには、今よりもっと成長した医師として、奄美中央病院のみなさんとよりよい医療を創りあげていきたいなと思います。
そのときまで、またね、奄美!