〜宮崎生協病院小児科での研修〜

 

 こんにちは!お久しぶりです。1年目研修医のくろぺーです^ ^

7/12〜9/9

現在、故郷宮崎での研修中です。

宮崎生協病院小児科は僕自身も小さい頃診てもらっていた病院で、その時診てもらっていた先生に指導を受けられることに不思議な縁を感じております。

 

昔、小児科は狭いスペースにあったのですが、現在は付属棟がオープンされて綺麗で広いスペースで診療を行っています。

 

毎日午前は外来、午後も半々で外来と乳児健診・予防接種をこなし、夜間外来に出て、合間で入院患児を診るという日々を過ごしております。

 

(外来・予防接種・乳児健診)

コロナの影響もあって数は減っていますが、多い日は90〜100人、平均して30〜40人が来院します。

研修中、宮崎県のコロナ警戒レベルが4に上がったことから、隔離室での完全防護服での診察が多くなりました。実際、僕が診察して疑ってPCRを実施した患児の中にも陽性者が出て、保護者への連絡なども実際行う経験をしました。

 

(経験症例)

感冒、手足口病、ヘルパンギーナ、ウイルス性髄膜炎、ウイルス性・細菌性胃腸炎、喘息、肺炎、蕁麻疹、クループ、過敏性腸症候群、扁桃炎、中耳炎、おむつ皮膚炎、肛門周囲膿瘍、裂肛、便秘、熱中症、小児交通外傷、熱性けいれん、不全型川崎病、菊池病、腎盂腎炎、伝染性膿痂疹、伝染性軟属腫、ウイルス性発疹症、食物アレルギー、転換性障害、副鼻腔炎、、、

COVID-19も、、、

 

8月後半から僕自身の外来研修も始まり以上のような症例を経験しました。大半は感冒が占めますが、小児の薬の使い方や診察法、説明の仕方など日々反省をしながらアップデートを繰り返しております。毎日成長を感じてます。

最初は小児の採血やルート確保も苦戦していましたが、指導医、看護師さんのアドバイスもあって現在はそこまで苦なくできるようになりました!

 

予防接種の皮下注射、筋肉注射手技も頻回に行い、暴れることも多い小児において安全に実施するためのテクニック、痛くしないためのテクニックを実践で学ばせていただいております。

 

(入院)

RSV感染症、尿路感染症、不全型川崎病、ウイルス性髄膜炎、肺炎、気管支炎、重症心身障害児の発熱、痙攣重積、、、

以上のような症例を現在経験しています。小児は回復するスピードが早く、入院した時点でプランニングをしないと、指導医においていかれてしまいます。

入院が決まったら自分なりの退院までの治療プランを立てていくことを心がけて担当させていただいております。

最初は診察も嫌がるような子が元気になって、退院し、退院後診察に外来に来てくれると嬉しい気持ちになりました。

 

(小児夜間外来、副当直)

小児の夜間外来での診療も参加させていただきました。夜間は周囲のクリニックが開いていないこともあって小児急病センターが開くまでの受け皿となっております。

夜間外来で緊急入院になる患児も一定数いて、いざというときにかかれる頼れる病院としての役割を宮崎生協病院は果たしているのだなと実感する場面も多かったです。

 

内科の副当直も小児科研修の妨げにならない日程で入っています。病床数は鹿児島生協病院より少ないですが、断らない救急を目指しているのでさまざまな背景の方が救急車もしくはwalk inで来院されます。鹿児島の救急導入期で学んだ救急対応を実践しつつ、日々小児で修行している外来対応能力を大人でも実践できる貴重な機会です。このような機会を設けてくださり、指導してくださる上級医の先生方、スタッフの方々、研修担当の方々には頭が上がりません。。。

 

 

このように宮崎でも元気にやっております!

9月中旬から鹿児島生協病院に戻ります。

今回宮崎で学んだことを糧として、鹿児島で更なる研鑽を積もうと思います。

 

以上、宮崎生協病院での小児科研修報告でした!