こんにちは。奄美中央病院の酒本です。

今回もACPジャーナル抄読会からの投稿です。

テーマは成人市中肺炎に対するステロイド投与の有効性についてです。結論としてはこの著者のメタ解析では統計学的が有意差を認めなかったとのことです。

同月に同様のテーマで出ていたメタ解析では逆の結論でした。

総合すると大きな違いはないけれどもCOPD患者についてはエビデンスがある程度あるので、結局のところ、病態に応じて適時使い分けるのが最善で、ルーチンの投与は必要ないのではと考えます。