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内容や商品やサービスそのものがよくても
どういう「切り口」で設計するかによって
売れたり、売れなかったりします。
たとえばわかりやすいところでいえば
東京の写真を「写真集」として売るのか
「背景資料集」として売るのか
「素材集」として売るのかとか。
同じ東京写真集でも
「高層ビル写真集」
「商店街写真集」
「住宅街写真集」
みたいにジャンルでわけるのか
「新宿写真集」
「渋谷写真集」
「六本木写真集」
みたいに地域でわけるのか。
私の場合でいえば紙の本の背景資料集は
グラフィック社からは主に建物別で
出してたんですね。
工場、洋館、学校・・・みたいな。
で、そのあとMdn社で出した時には
「戦うシーン」「恋するシーン」という
シーン別で出したんです。
このアイデアは編集者のものですけど
さすがうまい切り口だなと。
同じ素材であってもどういう切り口で
商品なりサービスなりをつくるのかで
売れ行きはだいぶ変わってきます。
「切り口」というのはまさに本を作る
「編集」の仕事そのもので
だからこそ編集者こそ商品設計や
サービス設計がうまいんじゃないかって
思ってるんですけど
たとえばおいしいラーメン屋を
紹介する本(とか番組)を作ります!
みたいな時に
1:地域で紹介する
「横浜でおいしいラーメン屋!」
2:種類で紹介する
「味噌ラーメンのおいしいラーメン屋!」
3:値段で紹介する
「600円以下で食べられるおいしいラーメン屋!」
みたいにどういう切り口で紹介するかで
おもしろさも読者(視聴者)も
変わってくるわけです。
たとえばそのほかにも
「脱サラした人が経営するラーメン屋!」
「1週間に1度しか開店しないラーメン屋!」
「餃子がおいしいラーメン屋!」
「22時以降も営業しているラーメン屋!」
「有名人がやっているラーメン屋!」
みたいな切り口でもいい。
みなさんが提供できるスキルなり商品なり
サービスなりをどういう切り口で
パッケージにして紹介するのか?
いろんな切り口を考えてみて
いろんな切り口で宣伝してみたり
いろんな切り口で商品やサービスをつくってみると
何がニーズがあって、何がニーズがないのかが
わかるかも。
ありきたりの切り口1つだけで
売れないなーとかではなく
切り口を工夫して商品やサービス設計を
してみるとよいです。
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