「正直そんなに迷惑とは
思わなかったんです。
でも被災して気づいたんです。
迷惑というより
禁止にした方がいいレベル。
貴重なスマホの電池を減らさないで!
情報収拾のジャマをしないでと」

そう話してくれたのは
2019年の台風19号で
被害を受けた長野県で
ぶどうや野菜の栽培・販売をしている
依田ファームの依田ひろ子さん。

被災するまでは
「別に心配してくれる
メッセージがきたらうれしいのでは?
迷惑なんて思わなくてもいいのに」
と思っていた。

しかし実際に被災して気づいた。
迷惑どころかやめてほしいと。

台風19号で千曲川が
氾濫してしまうのかどうか
避難した方がいいのか
他の家族はどうしているのか
情報源も連絡手段もスマホ。
それこそ逃げ遅れたら
死んでしまうかもしれない
という切羽詰まった時に
県外の人から何通もメッセージがくる。
「大丈夫ですか?」
「何もできないですけど
がんばってください!」

じゃまだ。
迷惑だ。
やめてほしい。
貴重なスマホの電池を
減らさないでほしいと。

自分が被災するまでは思わなかったこと。
でも被災してはじめて気づい
大丈夫ですかメッセージの迷惑。

今後も日本では
どこでも自然災害にあうだろう。
でもそんなとき
災害当日、災害直後は
被災地、被災者は生き延びるための
情報や連絡をスマホでとっている。
そんな時に「大丈夫ですか」
メッセージはじゃまでしかない
ということを
多くの人に知ってほしいなと思います。

 

 

 

 

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