くず映画2:プライベートライアン | つぶやきかさこ

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まったく意味のわからん映画。
これはアメリカ政府が、国民に戦争をさせるための教育映画か?
兵士の会話から節々に聞こえる「故郷へ帰りたい」「ママ」という叫びだけでは、
戦争の無意味さを訴えているとは到底思えないし、
むしろ戦死したことを美談として語る、戦争万歳映画ととれなくもないが、別にそういうわけでもなさそうだ。

ライアンを救出するという特殊任務に出た8人。
しかし結局なぜそのライアン二等兵をわざわざ救わなくちゃならないのかが意味不明だし、
わけもわからず「橋を守ろう」とかいって一緒に戦って、
ライアン以外はほとんど全滅に近いというのもわけわからんし、
例によってアメリカ特有の無意味な回想シーンがあるわけだけど、
あのわざとらしい「ファミリー」を連れてくることこそ、
なんだかアメリカ社会の「理想像のファミリー像」をとってつけたような演出に、
吐き気をもよおすわけで(しかもライアンの人生への問いを妻?が肯定するあたりも不気味だ。
北朝鮮以上の洗脳映画ではないかと思える)
結局この延々160分以上も見せられた戦争映画の意味は何だったのか?

ひょっとしてわざと長ったらしい160分以上のつまらん戦争映画をみせて、
「戦争映画すら見ることが無意味なのだから、
実際に戦争することはもっと無意味なんだよ」
っていう隠されたメッセージのためにわざとつまらなくしていたのかと深読みしてまうぐらい、
つまらないというか意味のなさを感じた。

ごめん、私にはこの映画のよさがさっぱりわからん。
莫大な金をつかい莫大な時間をかけ、こんな無意味な映画をつくってみました。
つまりそのぐらい戦争って無意味なんですってことを訴えたかった映画としてしか、
理解しないことには、映画をみた160分という無駄な時間が浮かばれないよな。

あまりにも意味不明なので他の人の批評を見てみたが、
絶賛するのは戦争のシーンを生々しく描いた冒頭部分。
そりゃ確かにリアリティあふれる「素晴らしい」映像なのかもしれないけど、
その後に続くストーリーに意味がなければ、
はっきりいって単なる映像オタクが技術に凝っただけであって、
映像はもちろんストーリーやテーマも含めてすべてトータルで見るのが
「映画」であって、1部分の映像がすごいからどうのなんて話はまったくナンセンス。

しかもその冒頭シーンのリアリティが、「戦争の悲惨さ」を訴えるためのものという意味ならわかるが、
その後に続くストーリーを見ていく限りでは、到底そういう映画とは思えない。
だってそうでしょ。
戦争がいかに悲惨かってことを訴えたいなら、
生き残ったライアンが数々の犠牲の上に生き延びて幸せな人生を送りましたっていうラストシーンは、
「戦争の悲惨さ」どころか「戦争の美談化」のためのシーンとしか思えない。

はっきりいってくずの作品だが、きっとこの映画は絶対アメリカ人には受けるよ。
アメリカ戦争賛美教育映画として、軍隊に入隊する新人に研修で見せたらいいんじゃないか。
「戦争で犠牲になることは誰かの幸福のためなんだ」っていう、
戦争賛美の思想を徹底的に叩き込めるんじゃないか。