久方ぶりの更新となってしまいましたが、「哀愁の赤ランプ」をひとつとりあげてみようと思います。
中央線の武蔵境駅南口から調布駅北口、国領駅を通り、小田急線の狛江駅北口を結ぶ境91系統は、そのほとんどの便を狛江営業所が担当していますが、早朝・夜間の一部便を武蔵境営業所が受け持っています。狛江営業所の位置がこの路線のかなり南にかたよった所に存在するため、その補完として調布駅以北の便を肩代わりしているのでしょうね。
今回ご紹介するのは、その夜間編です。遠く狛江駅始発の武蔵境駅行き最終バスが調布駅を出た後、1本だけ、調布駅北口始発の境91武蔵境営業所行きというのが運転されています。鷹56として調布駅まで運転されてきたうちの1本が担当するわけですが、この便が夜間武蔵境営業所が担当する唯一の「境91」ということになります。
ということは、この1便に幕車が充当されれば、「境91 武蔵境営業所」という幕が拝めるはずというわけなのですが、なにせ幕車は現在3台だけ。ちなみにLED車の場合、「境91 武蔵境営業所」という表示になることを確認しました。さて、幕車は如何に??
先日運よく充当されました!!やってきたのはこれ。なんと前面は、三鷹駅からの入庫便が表示するのと同じ単に「武蔵境営業所」というものでした。「境91 武蔵境営業所」の幕はどうやら幻だったようです。
ただ、小さな発見があったのは、三鷹駅からの入庫便の場合、側面幕も単に「武蔵境営業所」と書いてあるのみなのですが、この境91入庫便の横幕は系統番号の表示すらないものの、上に掲げたとおりの経由地入りのものでした。
この境91最終の武蔵境営業所行、同じく調布駅始発でパルコ前から出る同時間帯の鷹56や吉06に比べるとかなり少ないお客様を乗せて、調布駅をそそくさと後にしてゆきました。