森羅万象から学ぶ人生羅針盤「大業の本質とは肝の据わった大勝負」 | kasai-teruoのブログ

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森羅万象から学ぶ人生羅針盤「大業の本質とは肝の据わった大勝負」

 フランスの作家でノーベル文学賞受賞者のアンドレ・ジッドは、「長い間、海岸を見失うだけの覚悟がなければ、新大陸を発見することはできない」と述べています。「長い間、海岸を見失うだけの覚悟」というのは、そう易々と寄港できるような近海をうろちょろしていてはダメだという意味です。

 

 要するに、大業を成し遂げようと思えば、相当のリスクを背負う覚悟が必要であると言っているのです。港に戻れないほどの遠洋に出るほどのリスクを伴ってこそ、新大陸発見という大成功を収めることができるわけです。

 

 しかしビジネスにおいて、新大陸発見並みの大業を成し遂げるには、確かなエビデンスが必要です。そして周囲にコミットメントしてこそ、「長い間、海岸を見失うだけの覚悟」ができたと言えるのです。

 

 そして、綿密な計画・準備をしても成功するという保証はありません。そもそも新大陸があるかどうかも分からない、つまり新たな成果など最初から期待できないかもしれないほどの大きな賭けになるわけです。

 

 しかし本来、偉業を成し遂げるとはそういうものです。その好例が石油採掘です。あるかどうかも分からない鉱脈にたどり着くために何百メートルものボーリング工事を何十回も繰り返すのです。

 

 そして成功したものだけが油田として活用されますが、それを支えてきたのがまさに「長い間、海岸を見失うだけの覚悟」です。大業の本質とは肝の据わった大勝負であることを忘れてはいけません。