森羅万象から学ぶ人生羅針盤「可もなく不可もなしならば挑戦あるのみ」 | kasai-teruoのブログ

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森羅万象から学ぶ人生羅針盤「可もなく不可もなしならば挑戦あるのみ」

 目立った欠点はないけれど称賛に値する長所もないという意味で「可もなく不可もなし」という言葉を使うことがありますが、これは元々『論語』の一節で、物事を始める前から結論を出すなという戒めの意味が込められているのです。

 

 確かに「可もなく不可もなし」ならば、別な言い方をすれば評価が定まっていないということになります。それであるならば挑戦あるのみです。

 

 これに関連して、以前「こち亀」の愛称で知られる人気漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の主人公・両津勘吉の言葉である、「入試、就職、結婚、みんなギャンブルみたいなもんだろ!人生すべて博打だぞ!」をご案内しました。

 

 もちろん主人公・両津勘吉の、ギャンブル狂いの一面がたしなめられたときに発せられた言葉ですが、世の中のすべての物事は、結果や未来が保証されたものなど何もないので、「可もなく不可もなし」なら挑戦に値するのです。

 

 ではなぜ多くの人は挑戦しないのか。一番多い理由は、失敗することが怖いからです。しかし発明王エジソンの言葉通り、「失敗ではなく上手くいかなかった方法が分かっただけ」なのです。

 

 そして、「可もなく不可もなし」のまま挑戦するのであれば、PDCAサイクルの回転数を今まで以上に上げ、小刻みにCとAを確認し、その都度やり方を修正していけばよいのです。

 

そうすれば、何が可で何が不可かは早い段階で判明しますので、いち早く軌道修正でき、徐々に成功というゴールに近づきます。ぜひ臆することなく挑戦してください。