森羅万象から学ぶ人生羅針盤「何回も○○するに手応えを感じる」 | kasai-teruoのブログ

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森羅万象から学ぶ人生羅針盤「何回も○○するに手応えを感じる」

 以前に、「アヒルの水かき」という有名な言葉をご案内しました。アヒルなどの水鳥は、水面をゆったりと泳いでいますが、その足元では、必死に水かきをしています。つまり、一見優雅に見える人も、他人の目に触れないところで懸命に努力しているのです。

 

 ビジネスにおけるアヒルの水かきに該当するのは、「何回も確認する」に当たります。自分が持っている専門知識が間違っていないか、もしくはいつの間にか古くなり時代遅れになっていないか、何回も確認するのです。

 

さらに具体的に言えば、契約書類などは一言一句確認しなければなりません。もし間違いでもあれば大問題に発展するからです。それも重要であればあるほど、複数の人の目でチェックするのが当たり前です。

 

しかも優秀な人ほど、そうした「アヒルの水かき」の部分を一切感じさせず、まるでついでにやったような余裕ある顔をしているものですが、実際は大違いなのです。

 

往年のプロ野球巨人軍の遊撃手・広岡達朗氏などは、非常に難しい捕球をいかにも簡単そうにやってのけ併殺していました。あのプレーは相当な努力の積み重ねがなければ絶対にできないものです

 

 俳優の仕事もまさに「何回も稽古する」ものです。特に、舞台などでは嫌と言うほど稽古しますが、いざ幕が上がれば俳優のみなさんは、時にはアドリブなどをいれて、まるで遊んでいるかのようなお芝居をし、血のにじむような稽古の跡など微塵も感じさせません。だからお金がとれるのです。

 

 そんな皆様が喜びを感じるのは、おそらく仕事が完成したり、舞台が終演したりした時ではなく、「何回も○○」して「もうこれで完璧だ」と手応えを感じた時でしょう。これこそが仕事の本質だということを肝に銘じておきましょう。