森羅万象から学ぶ人生羅針盤「会社の立場に立てる」 | kasai-teruoのブログ

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森羅万象から学ぶ人生羅針盤「会社の立場に立てる」

 ビジネスの世界におけるリーダーには、様々な条件が求められます。

 自己をコントロールでき、困難に前向きに取り組む意欲があり、あえて汚れ役を買って出て泥をかぶる度量があり、人脈と専門知識があるなどは、基本的な条件と言えましょう。

 

しかし、最も必要とされる条件は、会社の立場に立てることです。同じリーダーでも、管理職と呼ばれる人なら尚更です。言い換えるならば、利益に対して敏感な人が、会社の立場に立てるリーダーなのです。

 

 以前、「利益は厳しい」として、経営学者P.F.ドラッカー氏の言葉を様々に挙げながら、利益は、企業存続の条件であることを説明しました。

 会社の立場に立てるリーダーは、そんな利益に対して、強い責任感を持ち、なんとしても確保しようと思うものです。

 

 企業の目的は、顧客の創造ですが、利益は、前述のとおり、目的ではなく条件です。つまり、どんなときにでも、ついてまわってくるものなのです。

 これに関連して、ドラッカー氏の言葉に「例え(金銭にまったく興味がない)天使を取締役にもってきたしても、利益に対しては重大な関心を払わざるを得ない」があります。それほどに、利益は重要なのです。

 

 また、部下から嫌われることを恐れていては、会社の立場に立てるリーダーにはなれません。部下との立場の違いを明確にして、絶えず問題点を把握し、時には、厳しい指導ができなければならないのです。

 

 しかし、どんな状況においても、部下の支持を得なければなりません。そうでなければ、人を動かして、会社に利益をもたらすことなどできないからです。

 まさに、利益に対して真摯であり、部下を認め、育てられる人こそが、真に会社の立場に立てる人と言えるのです。