『Live in Tokyo』PSMS(2013) | Welcome Back My Friends to the Blog That Never Ends... Ladies and Gentlemen

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手持ちのCDの感想を書きつらねるブログ

せっかくブログを作ったので。
購入したまま聞いていないCDもあるので、手持ちの音源を聞いていき感想を書いていこうかと。
レビューや解説ではなく、あくまで記録としての感想。もしくは独り言。

 

24枚目はコレ

マイク・ポートノイ、ビリー・シーン、トニー・マカパイン、デレク・シェリニアンにより東京でのライブを収録したアルバム。最初に書いておくけれど、最高に好きなアルバム。

ポー トノイとデレクは元ドリームシアター、ビリーはMr.Bigと説明不要の三人ではなかろうか。その三人とマカパインによる超絶インストアルバム。テクニッ ク的にはそれぞれの楽器でトップの実力を持ち、しかも「テクニック重視のロック」という同じジャンルに身を置く四人が、各自が自己主張しながらも最終的に はまとまって熱い楽曲を作り上げる、、、この手の系統は、自分のストライクゾーンのど真ん中のため、まともな感想は書けないかも。

ネット上の情報によると、この四人の直接の接点は無いものの、各自がそれぞれセッションやアルバムでの競演などでつながりがあり、最終的にバンドとして まとまったらしい。キッカケは大規模な楽器展示会のNAMMショーでのデモ演奏らしいが、検索してもどうもハッキリしない。とは言え、いつの間にか四人で 世界ツアーを行い、日本での公演が収録され、音源・映像化され発売されるに至ったことになる。

 

CD二枚組み、全15曲収録(各パートのソロが挿入されるため実質はもっと多い)のため、個別の感想は書かないけれど。

一人ずつ登場するA Change Of Seasons Iに続き、Acid Rainで一気にテンションが最高潮と成る。原曲に比べポートノイがより激しく叩いているのは、リズム隊の相方のビリーに煽られたためか。マカパインのギ ターはジョン・ペトルーシより線が細く、上品な印象を受けるが、過激なリズム隊の上で綺麗に歌い上げているようにも聴こえる。デレクの左手は魔法のよう で、ジョイスティックを激しく操作し、キーボードを感情豊かに歌わせ、時には激しく吼えさせている。難解な曲だが、テクニックを見せ付けるだけではなく、 曲の世界に引き込み、聞くものを圧倒させる力で演奏している。

アンコールのShy Boyは、タラス時代から30年も演奏し続けている、ビリーの代名詞的な曲。スティーブ・ヴァイの個性的なギターに比べマカパインは地味な印象だし、またマカパインがタッピング部分もピッキングで演奏するなどコピーのミスがあり残念だが、ともかくポートノイのドラムが力強く曲を激しくしている。ビリーの最後のシャウトがとても熱い。

個人的にはこの二曲がお気に入りだが、The Strangerのストレートな疾走感、難解だが独特の世界に引き込まれるApocalypse 1740 B.C.、妖しい雰囲気から疾走感ある変拍子に展開するNightmareCinemaなど、いずれの楽曲も聴き応え十分。

 

な お、言うまでも無く、これは映像で見るべき作品。DVDで十分かもしれないが、Blu-rayでは引きのカット割が増えて全体の雰囲気が掴みやすくなっ ている。DVDでは手元のアップが多すぎるという印象、、、あまりにも好きすぎて、DVDで飽き足らずBlu-rayも購入済み。

映像で観ると、リズム隊の二人の存在感が圧倒的。多くのバンドはギターが主役なのだが、、、これは前に出過ぎないマカパインの人柄か。

 

マカパインの演奏的には、もはや「ネオクラ」という肩書きは不要だろう。早弾きやスィープなどの高度なテクニックは以前と変わらず、 Been Here Beforeでのロングトーンで歌い上げる感情表現豊かなプレイも磨きがかかり、とても素晴らしいギターを聴かせてくれている。

 

マカパインのインタビューによると、四人のスケジュール調整が出来ないことと、マカパインがカヴァー曲よりもオリジナル曲をやりたかったことで、活動は続かなかったらしい。

音楽ライター記事「【インタビュー】トニー・マカパイン回復祈願<後編>」 | 音楽ジャーナリスト&ライターの眼 ~今週の音楽記事から~ | ヤマハ株式会社

セッション的にまた活動してくれないかと、個人的に期待している。