前の記事で、「ネズミを飼えば可愛くなる」とレノさんに言われたことを書きましたが、レノさんはフザけてるわけでも、冗談で言ってるわけでもないのを私は知ってました。

 

 なぜなら、彼は昔、本当にネズミを飼っていたので。

 

 

 もう15年以上も前の話ですが、「すごく可愛いネズミを捕まえて飼っている」と本人の口から聞いたことがあり、「あの話は本当だったのだろうか?」とずっと気になっていて、先日ようやく確かめたのですが、やはり本当だったようです。

 

 夜中の2時過ぎに帰ってきたレノさんに、「あのさぁ、昔、ネズミ飼ってるって言ってたじゃん。それって、その辺にいるあのネズミなんでしょ?ハムスターとかモルモットとかじゃなくて」と訊くと、「そうだよ。なんで?家にネズミのボスがいるから、家からネズミが居なくならないと思ってんの?」と言われ、「いや、そういうわけじゃないけど、あの話は本当だったのかなと気になってたから」と言うと、「俺には、動物は全部同じだから。好きも嫌いもないし、可愛いも可愛くないもないよ」と言ってました。

 

 

 ネズミは籠とかに入れて飼ってたわけじゃなくて、昔やってたお店の中に放してあって、箱の中に食べ物を入れておくと、そこに自分で帰ってくるというスタイルで飼っていたようです。それを飼ってたと言うのかどうか分かりませんが。

 

 

  飲んで夜中に帰ってきた旦那に、「あんた、遅くなるなら電話の一本も入れなさいよ!」じゃなくて、昔ドブネズミを飼っていた詳細を訊き始めるなんて、ちょっと面白いぞと自分でも思いました。

 

 レノさん自身も、そんなこととうの昔に忘れてしまっていたようで、初めは何のことを訊かれているのか分かっていないようでしたが、私の中では、「この人はネズミを飼うような人だ」とずっと心の中にあったので詳細が分かってスッキリしました。