神聖な空気が流れる山形県『羽黒山』で “ 生まれかわりの旅 ”  | 歴史の散歩道~KANAのひとりごと

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歩いて発見した大好きな場所、出逢った人たち~

女優&カラーセラピスト・上級食育指導士として日本の歴史を創った偉人たち(史跡・神社寺院・老舗)を歩き感じたKANAの思いを綴ってみました♪

あなたへの、新たな発見&気づき&癒やしになれば嬉しいです♡

神聖な空気が流れる羽黒山 “ 生まれかわりの旅 ” 




「出羽三山神社・荒澤寺秋峰(8月26日~9月1日)」と出逢いました。お疲れ様でした😊



8月31日(日)8月最終日〜強力なエネルギーと共鳴シンクロ😊✨


 

羽黒山でリラックスする

出羽三山を巡る場合の正式参拝コースは、羽黒山、月山、湯殿山の順で。月山本宮は7月1日〜9月15日、湯殿山は6月1日〜11月3日までの開山となる


神聖な空気が流れる羽黒山で “ 生まれかわりの旅 ” 

東京から新幹線と特急を乗り継ぎ、のんびり列車の旅を楽しむこと約4時間。たどり着いたのは、日本海に面した東北最大の広さを誇る山形県鶴岡市。荘内藩の城下町として栄え、その面影を残すこの地には、聖地・出羽三山や豊かな自然の恵みがもたらす多様な食文化、温泉、今を感じる新たなカルチャースポット……身も心もリフレッシュできる見どころが満載だ。


PowerSpot

出羽三山のお参りが一度にできる羽黒山頂の三神合祭殿へ。


自然崇拝、山岳信仰の日本有数の聖地に数えられる出羽三山とは、山形県の中央にそびえる羽黒山(はぐろさん)、月山(がっさん)、湯殿山(ゆどのさん)の総称。羽黒山は現世利益を叶える山、月山は死後の安楽と往生を祈る山、湯殿山は新しい命が誕生する未来の山とされ、三山を詣でることは「生まれかわり」を意味する。「西の伊勢参り、東の奥参り」とも言われ、いにしえより多くの人々の信仰を集めてきた。そんな三山の神々をお祀りするのが、羽黒山頂にある出羽三山神社の三神合祭殿。ここをお参りすると、三山詣でと同じ御利益を授かれるという。標高414mの山頂へは車で向かうこともできるけれど、先人たちがしていたように、2446段の石段がある長い参道を自分の足で一歩一歩登る体験をぜひしてみたい。

 羽黒山のふもとにある出羽三山神社の社務所の先の随神門をくぐると、一気に厳かな空気に包まれる。樹齢数百年の杉並木の中に延びる全長約1.7kmの石段が続く参道は、江戸時代初期に13年もかけて造られたものだという。一の坂手前には、平将門が建立したと伝えられている国宝・羽黒山五重塔が。静かな木立に佇む高さ29mの素木造りの姿は、息を呑むほど美しい。その先はしばらく登り坂が続き、勾配が最も急な二の坂を上がった先に『二の坂茶屋』が現れる。夏は地元で収穫されたベリーをトッピングしたかき氷も人気で、庄内平野を眺めながらいただく甘味が疲れを癒やしてくれる。

 最後の三の坂を登り切ると、いよいよ山頂に到着。境内奥に立つ、厚さ2.1mの茅葺き屋根に朱塗りの内部の豪壮な社殿が三神合祭殿だ。ひたすら無心で上り続けた石段詣後の参拝は、なんとも清々しく、達成感に満たされ、身も心もまさに生まれ変わったような気分に。


羽黒山の「石段詣」

神域の表玄関である随神門をくぐると、森の奥深くを進んでいるような景色が広がった。月山・湯殿山と並ぶ出羽三山のひとつで、修験道の聖地として知られる羽黒山。3つの山はそれぞれ過去・現在・未来を表し、すべてを巡ることで、生きながらにして生まれかわることができるとされているそう。

羽黒山の「石段詣」は、2446段の石段を登ることで、この生まれかわりの旅を体験できる参拝ルート。

受付場所は、羽黒山随神門授与所。QRコードを読み込み、受付画面を見せて結界を意味するお注連(初穂料1000円)を受け取ったら、いよいよスタート。

高くそびえる杉並木を見上げながら山道を前へ前へ。須賀の滝、祓川、爺杉、五重塔と見どころを過ぎたら、その先から石段登りが始まる。

一歩、また一歩と進むにつれ、澄んだ空気と木々の清々しい香りが身体を優しく包み込んでいく。聞こえるのは鳥のさえずりと自分の足音だけ。約1時間の登りはそれなりにハードだけれど、もっとも急な二の坂を登りきった先にある「二の坂茶屋」からの眺めは格別。ゆったりと流れる時間や神聖な空気を感じながら自分のペースで歩けば、心が解放されていくのがわかるはず。


写真1枚目:一の坂を登りきって、少しほっとしていると、目の前に現れたのがこの二の坂。まるで壁のようにそびえる急坂にびっくり!
写真2枚目:一の坂手前の杉並木の中にある国宝・五重塔。東北地方では最古の塔といわれ、平将門の創建と伝えられる。すぐそばにある樹齢1000年、樹の周囲10mの巨杉「爺杉」も必見。
写真3枚目:二の坂を登り切ると、頑張ったご褒美のように現れる「二の坂茶屋」。大きな窓から庄内平野を見渡しながら、自家製シロップのかき氷で疲れを癒そう!
写真4枚目:お注連に縁紐(1本200円)を結んで、願いを込めることも可能。赤・恋愛運、黄・財運、緑・健康運、 紫・学業成就、白・生業運など叶えたい願いに合わせて色を選んで。
写真5枚目:「斎館」の精進料理(7品2750円〜)は、名物の胡麻豆腐と月山筍の煮物以外の料理はすべて日替わり。春は緑、秋は茶と、料理の色合いからも季節の移ろいを感じられる。
写真6枚目:およそ1時間で山頂に到着! 立派な茅葺屋根が印象的な三神合祭殿にお参りをしたら、参集殿でゴールをしたことを職員の方にお伝えし、記念品を受け取って。