ファーストデー2本目は『スポットライトを当ててくれ!』舞台挨拶付きだったので観賞🎦
映像(撮影現場)に関わる人ならの、あるある💡
ちゃんと物語は回収されて、落ち着くところに着地してます🆗😄👍
上映は3/8(金)まで延長になった様です~ユーロスペース😄👌
1本目は『カラーパープル』→別件レビューします💌
高明監督FBより💌
相棒が脳梗塞で倒れてから三年がたった。
11年前に制作会社を起こした時から一緒に沢山の作品に関わり、笑ったり、ムカついたり、悩んだり、泣いたり、ベロベロに酔っ払いながら、映画を撮る為に本当に比喩ではなく毎日一緒にいた。
「貧乏でもいいじゃないですか。高明さんは、面白い映画を作れると思います。だから、一緒にやってるんで」
ロケ終わりに泥酔の相棒がぼそっと言ってくれた一言が、どんだけ支えてくれたか。
自分を信じて、ついて来てくれた相棒に何も返してない。
二の足を踏んで、今ではない、いつか、踏ん切りがつかないまま月日が過ぎた事で、相棒に何も返せないうちに病で倒れてしまった。
自分には映画を作る資格も、語る資格もないと思った。
引退しよう。
なるべく人と関わらない仕事を探そう。
撮影の仕事を受けず会社を畳む準備をしながら求人サイトを毎日のぞいていた。
映像業界で仕事を始めてから始めて、約半年間仕事をせずに酒ばかり飲んでいた。
やさぐれていた俺を心配してくれた仲間が、コロナの助成金で映画制作費も出来たから応募してみたらと教えてくれた。
PCに残っていた相棒と一緒にプロットを練った、映画制作の話を応募した。
辞めようとしていたのに、なぜ応募したのか?
どうせ駄目だろうとヤケクソだったか、どこか未練があったか。
応募した事も忘れ、また酒を飲みながら求人サイトを眺める日々が一月ほど過ぎた時。
助成金交付の通知が来た。
交付されるとは思ってなかったし、年内事業で完成までに半年しかない。
正直な感想としては、難しいと思った。
スタッフもいない、キャストもロケ地も決まっていない。助成金が出ても後精算で三分の1程度。こんな状態で、映画作るの?無理でしょ。
それでも交付通知を眺めながら、売れてない自分を描いたこの映画の主人公を、誰がやったら面白いか?誰とならこの状態で映画作れるか?
ふと、浮かんだのが『森本のぶ』だった。
20年前に役をもらえると騙されて、連ドラ制作部として連れてこられた森本君は、その辺にいるチャラい兄ちゃんで芝居もイマイチな奴だった。
それが、この数年。本当に良い役者になって、どんどん出演作も増えていた。
森本君となら、この映画を作れるかも。
翌日、二人で会って、思いを切り出した。
『助成金が通った。森本君とやりたいと思うけど。スタッフもロケ地も決まってない。正直、厳しいとは思うんだよね』
逃げ腰で話す俺に、森本君は珍しく真面目な顔をして、
「主演するために、20年間役者やってるんです。やりましょう。優子さんの為にも」
倒れた相棒の事もよく知っていた森本君は即答してくれた。
あぁ、ここでも俺は二の足踏んでいたんだな。
本当に全てを投げ出して、走り出す決心がついた。
最初に、森本君と二人で走り出したこの映画は、最終的には多くの仲間に助けられてやっと、国内上映まで辿りついた。
少しでも多くの人に観てもらいたい映画です。
応援お願いいたします!
2月東京・渋谷 ユーロスペースで上映開始
https://camp-fire.jp/projects/view/709888?
utm_campaign=cp_share_c_msg_projects_show
1本目は『カラーパープル』