結果『命の満ち欠け』からの2本目は
『君たちはどう生きるか』
本年2023(令和5)年の来月8月で、太平洋戦争終結1925(昭和20)年から78年が経過する。
明治維新から太平洋戦争終結と節目になるだろう本年と…宮崎駿さん82歳🌏️🌈
「君たちはどう生きるか❗」
声優陣豪華でしたね🎶
滝沢泰平さんFB(2023.7.19)より💌
↓
さて、話題の宮崎駿監督10年ぶりのジブリ映画
"君たちはどう生きるか"
を観る。
あらすじや予告を含めて事前情報一切なしという、謎に包まれた映画であり、事実上宮崎駿監督の最後の作品。
期待半分、正直前回の"風立ちぬ"が、宮崎駿監督らしからぬ、ちょっと個人的な意図が含まれた映画で期待はずれであったので、半分は期待せず。
結果……
これから観る方も多いと思うので、あらすじに触れるのは、また別のタイミングにするとして
「さすが宮崎駿監督…」
と、そのレベルの高さに衝撃を受けた。
ただ、観た方の見解は僕のようにプラスに受け取る人もいれば
「難解すぎる…」
と不評の感想もあり、今のところ世間の評価は真っ二つに分かれているそう。
確かに、これは世界の仕組みと五次元のことを少し理解していないと、ちんぷんかんぷんの内容だと感じる。
逆に言えば、あまりにも宮崎駿監督は"知り過ぎており"、僕からすれば
「最後だけあって、もう全開ですね」
という、あっぱれな脚本だと思う。
そして、ここまでハッキリと宮崎駿監督本人が、今伝えたいメッセージをダイレクトに打ち出した映画はないと思うし、そのメッセージはわかる人には強烈過ぎるもの。
ジブリ映画は観れば観るほど、理解が深まり、1度では消化し切れないものが多いですが、僕の感覚では、この作品の最大のポイントは、ある部分に超濃縮されており、それをもう少し紐解くために再度観たいもの。
般若心経で言えば、つらつらと長いお経のようで、実は最後の
「羯諦羯諦(ぎゃてい) 波羅羯諦(ぎゃてい)波羅僧羯諦(はらそうぎゃてい)菩提薩婆訶(ぼうじそわか)」
の一文にすべてが込められているように、"君たちはどう生きるか"は、ある一点に向かって見事に物語の構成は出来ている。
そのコアメッセージを理解出来ないと、ストーリー全体は意味があるようで意味がないから、恐らくちんぷんかんの難解の感想になってしまう。
そう言った意味で本当に高度であり、素晴らしい映画で驚いた。
世界が、そのメッセージの意味を頭ではなく、肌で感じることになるのは、もう少し未来のことかな。。。
いずれにしても、まだ観ていない方は是非おススメ。
7/17(月)1本目は『命の満ち欠け』トークショー付きで🎶