『ロストケア』 | 歴史の散歩道~KANAのひとりごと

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女優&カラーセラピスト・上級食育指導士として日本の歴史を創った偉人たち(史跡・神社寺院・老舗)を歩き感じたKANAの思いを綴ってみました♪

あなたへの、新たな発見&気づき&癒やしになれば嬉しいです♡

『ロストケア』


「42人殺した殺人犯 VS 検事」の殺人サスペンスと思い鑑賞予定なかったら、観た人から前田哲監督作品だと教えて頂き、注目の(『老後の資金がありません!』出演)前田作品なら観なくては🆗と。


“ ロストケア=喪失の介護 ”


20歳の頃、会社先輩の両親が長い間介護をしていて、葬儀で「安堵した」と言った言葉が、介護の本質だと思っているが、私も介護は経験したことない対岸の安全地帯にいる1人である。

隣席の終始啜り泣きの方は途中から嗚咽に変わり、会場のあちこちから啜り泣きが聴こえていた本作💧


「お前のことを覚えているうちに殺してほしい」


斯波宗典(松山ケンイチ)の父(柄本明)の言葉も解るし、


「自分は42人を殺したのではなく、救った」


と言った斯波宗典の心情も解る。。


介護殺人、嘱託殺人と言う言葉があるように、追い詰められたらどうなるのか…


それはラストの大友検事(長澤まさみ)の告白でもあると思う。


満75歳になったら “ 死 ” を自ら選択出来る制度『PLAN75』や尊厳死を選択する『すべてうまくいきますように』など、最近 “ 生きる ” “ 命 ” を扱った作品が多い。


今はまだ対岸にいる私も、高齢の両親が末永く元気でいてくれることをただ願うだけ。


本日2本目🎦

こちらも観逃さなくて良かった🆗


※『老後の資金がありません!』

『PLAN75』『任侠ヘルパー』は出演作品です。


『ロストケア』34/2023