『すずめの戸締まり』観てきました(^-^ゞ | 歴史の散歩道~KANAのひとりごと

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あなたへの、新たな発見&気づき&癒やしになれば嬉しいです♡

『すずめの戸締まり』観てきました😄👌


新海誠監督の『すずめの戸締まり』は、リアルに東日本大震災を描いた映画であり、特に震災を体験した世代の方々は、劇中、劇場内に響き渡るあのアラート音に少なからず覚悟が必要だと思う⚠️


新海誠監督作品『すずめの戸締まり』『天気の子』『君の名は。』は「震災3.11」をテーマにした映画の為、別名『震災映画』とも言われている事を知らずに、テレビ等の【番宣】や予告での美しい映像に惹かれ、観てトラウマが復活したりショックを受ける人が多くいるとのこと💣💦

震災から10年が経ったとは言え、未だに引きずっている人もいるはず。


だから、劇場にはこんなお知らせを出す様になった。


『君の名は。』は新海誠監督長編ファンタジーとして確立しヒットを飛ばした事で、前作『天気の子』は期待したよりも私は、映像美と音楽&流石の宣伝力📺️と商業ベースな感だけが残ったので、今回

同日11/11(金)公開の新作映画『土を喰らう十二ヵ月』『あちらにいる鬼』『ブラックパンサー』『左様なら今晩は』etc.の中では優先順位低く鑑賞予定になかったが、良かったとも聴きポイント鑑賞🎦


『すずめの戸締まり』は、震災映画第3段:日本各地の廃墟を巡り、災いの元となる“扉”を閉めていく少女すずめのトラウマ解放と成長を描くロードムービー🎦


上記の通り斜め横から目線で、ごめんなさい!(笑)


良かったわ😉👌


映像の美しさだけでなく、しっかり伝えたいメッセージ受け取れました🆗


“ 大切なものが

一瞬で消えてしまったあの日を

私たちは忘れてはならない ”


それは新海誠監督が

震災を知らない世代」へも

“ 今 ” 伝えたいメッセージなのだと思う。


そして入場者特典プレゼント全国300万人限定の「新海誠本」も頂きました🎁













「〝すずめの戸締まり〟
草太のセリフ祝詞の意味」

☆ネタバレ注意☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆

『すずめの戸締まり』作中では閉じ師である草太が後ろ戸に鍵をかける際、

鍵を差し込むと同時に呪文のようなセリフを発言しています。

草太の祝詞の全文

『かけまくしもかしこき日不見(ひみず)の神よ。

遠つ御祖(おみや)の産土(うぶすな)よ。

久しく拝領(はいりょう)つかまつったこの山河(やまかわ)。

かしこみかしこみ謹んで、お返し申す。』

《現代語訳》

『声に出して言うのも畏れ多い、

日不見ヒミズの神よ。

先祖代々の土地の神よ。

長い間借りていたこの山や河を

(最大限に畏れ敬い)恐れ多くも、

謹んでお返しいたします。』

〝すずめの戸締まり〟は後ろ戸が開く影響でミミズが土地を揺るがし地震を引き起こします。

それを阻止するために閉じ師が存在しており、鍵をかけて回る際に祝詞が唱えられています。

土地の神に対する語りかけのような意味があるのかな、と考えています。

ちなみに物語の終盤では上記の祝詞に加えて、常世で唱えたセリフがあります。

『命がかりそめだとは知っています。

死は常に隣にあると分かっています。

それでも私たちは願ってしまう。

いま一年、いま一日、いまもう一時だけで

も、私たちは永らえたい。

猛き大大神よ!

お頼み申します!』

これは物語序盤中盤では言われなかったセリフであり、

すずめが草太を助け出した後に解き放たれかけていたタイミングで唱えられています。

祈るように、という表現もあったのでその土地に対して問いかけていたのでは、と考えています。

祝詞で聞こえるのはそこにいた人々の声

『すずめの戸締まり』作中で扉を掛けるために祝詞を唱えている際、人の声が聞こえてきます。

この人の声の正体はかつてそこにいた人々の感情です。

時はうつろい物は朽ち果て記憶は失われていきます。
そこに残るのは人々の感情だけなのです。

後ろ戸が開く場所には特徴があります。

それは『かつて栄えていたが廃れてしまった施設跡地』『自然災害等で放棄され無人となってしまった場所』など、

かつてはそこに人が集まっていたが、何かしらの原因で人がいなくなって廃れてしまった場所で後ろ戸は開きます。

つまり、開いてしまった後ろ戸を閉める際に聞こえてくる声は

『繁栄していたころにその場所に居た人たちの声』です。

友達や夫婦、何気ない日常の会話や挨拶などの他愛はないですが、

賑わっていた当時の声がまるで土地が語りかけてくるように流れ込んで来ます。

常世の中の祝詞では燃える町がかつての町に変化

『すずめの戸締まり』では、開いた後ろ戸の先には『常世』と呼ばれる世界が広がっていました。

すずめが後ろ戸の先に見た『常世』は燃えている街並みでしたね。

ちなみに常世についてですが、東京の病院で草太のおじいちゃんがすずめに対して

『常世は見る人によって姿を変える』
と発言していました。

つまり、すずめが見た世界は燃える街並みでしたが、別の人間が見る世界はまた違った世界が見える、ということですね。

ただし、『常世の全ては一つ』という発言もしています。

見る人によって様々な形にはなりますが、常世自体は繋がっているという事ですね。

過去の経験やトラウマのような記憶から、常世の見える形に影響しているのです。

映画の中のセリフで、

「すべての時間が同時にある」

「人の魂の数だけ常世は在り、同時に、それらは全てひとつのもの」

とありました。

過去、現在、未来は一つに繋がっている。
今、感じてる感情は過去の誰かの感情かもしれません。

また未来の誰かの感情かもしれません。

今の自分の感情を癒し解放することは過去と未来を同時に癒し解放することなのかもしれません。

それが『常世のすべてはひとつ』というメッセージですね。

いずれにしても私たちの深い集合意識への
ワンネスの強烈なメッセージの映画です✨

すずめはアメノウズメからインスピレーションが降りたと新海監督は言ってます。

感情の戸締り(癒しと解放)することにより岩戸開き(愛の覚醒)が起こるのです✨

すずめの名前は岩戸すずめ。




『天間荘の三姉妹』も、3.11震災癒し(鎮魂)をテーマにしていましたね💖

『天間荘の三姉妹』




ミセス・ハリス、パリへ行く』