映画『朝が来る』やっと鑑賞出来ました( v^-゜)♪ | 歴史の散歩道~KANAのひとりごと

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あなたへの、新たな発見&気づき&癒やしになれば嬉しいです♡

映画『朝が来る』やっと鑑賞出来ました🎦

鑑賞タイミング逃し気になっていた作品の1つ河瀬直美監督の『朝が来る』が船堀シネパルで公開したので、半年遅れで観てきました♪

河瀬監督らしい光をふんだんに使った作風と、キャストに演じさせるのではなく “ 役に生りきらせる ” 演出が、中盤のドキュメンタリー風な養子縁組の会代表(浅田美代子)や島で過ごす妊娠期間中の半年とそれ以降の物語が、全く “ (ドキュメンタリー)風 ” ではなく、リアル(ドキュメンタリーまんま)だし、その後のひかり(蒔田彩珠)の転落?が更にリアル過ぎて・・・←ネタバレになるけどその後出逢った彼女たちが脅迫電話かけたんだと思ってしまった(苦笑)

“ 母になる ”

って、普通のことじゃないんだ!

頭では、不妊治療や養子縁組のこと…身近な友人たちにもいて理解していた気になっていた。ゴメンナサイ。。

2人の息子を普通に妊娠・出産し←悪阻や帝王切開等色々ありましたが。今から思えば私の忍耐と努力が足りなくて兄弟2人を引き離し離婚してしまったこと・・・この作品鑑賞して “ 後悔 ” で始終涙が止まらなかった💧今、この感想書いてても、涙が溢れ出る💧💧💧
ちょうど、数日後に長男の誕生日を迎える事も影響しているんだろうな~。。

“ なかったことにしないで! ” 

14歳(中学生)で思わぬ妊娠をしてしまった恋に純粋な少女の心の闇に気づいてくれた養母(永作博美)のラストシーンは、重くのし掛かった社会の弱者として底辺で生きてしまう彼女たちの現実世界に、心からありがとう❤️を言いたくなり、心救われた。

〈ストーリー〉
一度は子どもを持つことを諦めた栗原清和(伊新)と佐都子(永作博美)の夫婦は「特別養子縁組」というシステムを知り、男の子を迎え入れる。それから 6年、夫婦は朝斗と名付けた息子の成長を見守る幸せな日々を送っていた。ところが突然、朝斗の産みの母親“片倉ひかり”を名乗る女性から「子どもを返してほしいんです。それが駄目ならお金をください」という電話がかかってくる。当時14歳だったひかりとは一度だけ会ったが、生まれた子どもへの手紙を佐都子に託す心優しい少女だった。渦巻く疑問の中、訪ねて来た若い女には、あの日のひかりの面影は微塵もなかった。いったい、彼女は何者なのか、何が目的なのか──?

『朝が来る』16/2021




いつもの船堀シネパルの演出↑流石💕

映画『新解釈 三國志』見逃した方はここで上映しているので、いらしてくださいね❤️




ー反省ー

後悔と反省は似て非なるもののようです。
過去は変えられないといいますが、本当にそうでしょうか? それは「後悔」のほうかもしれません。もちろん、過ぎ去った時間はとりもどせませんが、「出来事」は、省みることで、生かすことができます、糧となって血肉にもなります。そうして「出来事=過去」の位相が変わっていきます。

結局、どのような目で見るか。ひとつのことを、ありがたいと思うか、つまらないと思うか。これからだと思うか、おしまいだと思うか。
人生に意味があると信じて生きるとき、「生きがい」をやみくもに求める必要もなく、いま生きていくこと自体にすべてが整っている、揃っていると気づくものです。

正しい、間違いというものでもなく、自分がそれを納得できるかどうか。結局、後悔のない人生を送るための反省でしょうか。そうして、経験を重ねるごとに、人生というものは、思う通りになるとか、人より優っている、ということとは次元の違うものだと分かってきますね。

誰か(何か)を恨んだり、羨んだり、憎んだりせずに生きていこうと思ってきました。その心がけ通りに生きてきたつもりですが、盲点は案外自分自身に対して・・・。何度も、私は私を呪ったものです。制作がうまくいかない。頭の中にはイメージがあふれているというのに、なぜ描けない? どうして思うようなものが出来ない・・・。
自分を恨めしく思い、時間を「失った」と後悔することもしばしばでしたが、やはり経験を重ねて変わりました。
ここに生かされているから、過ちも犯す。失敗もする。失敗するから、挑戦できる。挑戦するから応援してくれる、人の優しさが身に染みる。なんともありがたいことです。

自分と向き合うというのは、決して楽なことではありませんが、そうして「ようやく、ようやく」なんですね。

■陶彩画 草場一壽 公式サイト
http://kusaba-kazuhisa.com/