【番宣】いよいよ明日12月18日(金)公開 社会派の名匠 伊藤俊也監督新作映画『日本独立』 | 歴史の散歩道~KANAのひとりごと

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【番宣】いよいよ明日18日公開『日本独立』
社会派の名匠・伊藤俊也監督が映画で検証
今度は「憲法」で論争呼ぶか!

東京裁判と憲法制定は戦後日本の原点といわれる。社会派映画の名匠、伊藤俊也監督(83)は『プライド 運命の瞬間』(1998年)で前者を検証し、賛否両論を巻き起こした。そして今度は『日本独立』(18日公開)で後者に挑戦。今の憲法が米国から押し付けられた経緯を描いた。再び論争を呼ぶか-。

『プライド~』では勝者が敗者を一方的に裁いた極東国際軍事裁判(東京裁判)を映画化し、上映反対運動も起こった。

「東條英機を主人公にしただけで、すさまじい抵抗があった」と苦笑する伊藤監督。これを撮る際に戦後の日本を見つめ直したとき、日本に対する米国の戦後戦略が見えてきたという。

「日本人の過去を丸ごと全否定したのが、東京裁判の大きな意義だったと思う。もう一つが新憲法の制定です。永久平和という美名の下に、日本を軍事的に2度とアメリカに対抗できないものにした。これをどこかで撮らないといけないと思ったんです」

第二次世界大戦で敗戦国となった日本は、GHQ(連合国軍最高司令官総司令部)の占領下に置かれる。GHQトップのマッカーサーは、米国主導の憲法改正を強引に推し進める。外務大臣の吉田茂は旧知の白洲次郎を呼び寄せ、激しく抵抗するのだが…。

白洲に浅野忠信、妻の正子に宮沢りえ。小林薫は特殊メークを施し、吉田になりきった。ほかに柄本明、石橋蓮司、松重豊ら重厚なキャスティングが実現した。

吉田満の著書『戦艦大和ノ最期』を絡めたことも、見どころの1つ。戦艦大和の生き残りである彼が亡き戦友たちへの思いをつづったものだが、GHQの検閲に引っかかったという事実だ。

「GHQは言論の自由を謳(うた)う一方で、出版させたくないものは弾圧した。生きられなかった日本人と戦後も生きざるを得なかった日本人との絆を絶った。その無念さも入れたかったから」

劇中で白洲に「永久平和じゃなく、永久隷属だ」と言わせた。本当に日本は独立したのか。映画のタイトルには皮肉も込めている。果たして『プライド~』公開時の再現はなるのだろうか。

「憲法9条(戦争放棄)信奉者が押し付け論をどうとらえるのか分かりませんけど、映画を観た上で反応してほしい。反応してくれたほうがいい。あおってくださいよ(笑)」(田中宏子)



https://nippon-dokuritsu.com/ 

映画『日本独立』公式サイト|12.18(金)TOHOシネマズ シャンテにて公開戦争に負けても、この国は誰にも渡さないー。敗戦国として⽇本がGHQに⽀配されるなか、外務⼤⾂の吉⽥茂に交渉役を任されたのは、なんと政治家ではない24歳年下の⽩洲次郎という男であった。出演:浅野忠信・宮沢りえ・小林薫、監督:伊藤俊也。リンク映画『日本独立』公式サイト