平安時代から伝わる薬用効果:柚子湯
ゆずは中国揚子江上流が原産で、日本に渡来したのですが、奈良・平安時代には薬用として栽培されていました。
では、どんな病気や症状に効くとされていたのでしょうか?
溝渕先生は、平安時代に著された日本最古の医学書『医心方(いしんぼう)』の記述を紹介してくれました。同書では、ゆずは飲食物の消化吸収を助け、切り傷を治し、熱や咳込みや嘔吐を鎮め、膀胱炎の諸症状や下痢をとめるなどの効能を挙げ、「精神を聡明にし寿命を延ばす」と結んでいます。
また、16世紀に中国で書かれた本草学の集大成書『本草綱目』には、「ゆずの種を黒焼きにしたものを煎じて飲むと体の痛みが和らぐ」とも記述されています。
このように昔から、ゆずは薬としての効能が民間に伝わり、ゆず湯としても風邪の予防や疲労回復等に用いられました。
ゆずの種には抗アレルギー、抗酸化効果がある
「植物が紫外線や昆虫などから身を守るために作り出す化学成分をファイトケミカルと言い、人もそれを摂取することで老化やさまざまな病気のリスクを低下させることが期待されていますが、ゆずには有効な抗酸化能が秘められているのです」(溝渕先生)
溝渕先生によると、馬路村農業協同組合が独自に製造するゆず種子オイルに抗アレルギー効果があることを見出されました。ゆずの種のオイルにはかゆみの原因となるヒスタミンの放出を抑える効果があることを解明し、乾燥肌やアトピー性皮膚炎の患者さんに塗布することで有効性が実証されているのです。
また、ゆずの種のオイルには活性酸素を消去する効果があることも分かっています。活性酸素に起因する疾患は動脈硬化をはじめアルツハイマー型認知症、皮膚の老化(シミ、ソバカスを含む)、炎症など多種多様で、活性酸素は全疾患の90%で発症に関与しているといわれます。
カプセル化したゆず種子オイルを摂取することで、これらの活性酸素がかかわる疾病予防も期待されているのです。
この冬はさまざまな効能を秘めたゆずのパワーを感じながら、ゆずたっぷりの風呂でその効能に浸りましょう。
夕暮れから雨が降り出して寒くなったので、冬至参拝した後、銭湯(柚子湯)に入りましたが… 帰宅して自宅でまた柚子湯に入りました♨️ 今日は足の痛みは出ませんでした( v^-゜)♪
今日は冬至♨️
ゆず湯、今年は入る?→入りました🍊♨
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