立ち往生の本来の意味は「立ったまま死ぬこと」で、武蔵坊弁慶の最期に由来すると考えられます。更に古い記録としては、第9代ローマ皇帝ウェスパシアヌスが臨終の際に、「最高司令官は立ったまま死なねばならぬ」と立ち上がろうとし、立ち往生の前例があったことを示しています。

 これだけ大雪が続くと、温暖化なんて嘘だと思うかもしれません。極夜の時期には北極の気温は低下しますが、氷が厚かったころは地表と均衡が取れていそうですが、北極海の水温が上昇してくると、温度差から寒気が浮いたような状態になり、流動し易くなっているのかもしれません。

 深海の温暖化が一巡したため、地表の温暖化が一気に進んだという研究があったように、次は北極海の温暖化の進行で、寒気の流入も過渡的な現象と考えられます。北極海の氷が完全に消失すると真冬でも凍結しなくなり、下降気流で寒気も海水と相殺され、恒久的な暖冬になるのかもしれません。