この日も同じく頭痛と目眩と顔の向きの固定で、寝たきり状態です。朝、昼とご飯を食べないでいると点滴三昧が長引くという事で、なんとかお粥にしてもらって食べました。お粥とお味噌汁、プラスで飲むヨーグルトとウィダーインゼリーを特別に用意して貰って、なんとかそれだけは完食できました。

 ICUから一般病棟に戻るも兎に角、頭痛と軽い目眩と顔の向きの固定で、ほぼベッドで寝たきり状態です。ご飯も朝昼夕と食べられず、点滴三昧。右耳に耳栓つけると本当に静寂でビックリ!まぁ、改善しなければ受け入れていくしかないのかと思う反面、手術は成功?したみたいなのでヨシと前向きに考えるようにしようと思います。

 後、朦朧としながらCTを撮ったなという記憶しかありません。

 初めての大手術?に臨むため、緊張の連続でした。何とか看護師さんに勇気付けられ、手術室に入った後は腹を括るしかないですね。

 「麻酔の点滴を入れていくので、名前呼ばれたら返事して下さい。」の後、名前呼ばれたら手術後でした。

 その後のICUが皆さん書かれているとおり地獄でした。頭がガンガンに痛いのと、傷口を下に出来ないため、絶えず同じ方向を向いていなければならないこと。結局寝れませんでした。とは言え、顔面神経、蝸牛神経、2本ある前庭神経(上だったかな?)は残せたようで、術後としては、顔面麻痺なし、目眩少しだけ(嘔吐するほどではなし)、そして聴力はダメでした。正に耳栓をしている状況で「スー」という耳鳴りが残っているだけです。そこは、奇跡の回復を期待して治療してもらいます。

 ついに手術前入院しました。いきなり明日手術です。

 HPでも見た事のある先生ともお話ししましたが、今は小さい腫瘍だと放射線治療が主流となっているようで、摘出手術にせよ聴力を回復させる目的ではないとの事。

 担当医の方はなんとか聴力温存を試みていただけるようで、ここまでくれば祈るのみです。

 病気平癒で有名な都内の神社といえば、五條天神社や烏森神社などがありますが、治療手術の御守りがあるという芝大神宮に行ってきました。

 参拝した後、治療手術の御守りと、木箱に入った如何にも御利益がありそうな病気回復の御守りを買って帰りました。あとは祈るのみです。

 手術日が11/26に決まりました。同じような境遇の方の体験談を見ると、聴力は残せなかった方が多く見受けられますが、こればかりは腫瘍の位置や神経への癒着度で左右されるため、祈るしかないと思ってます。

 年も年ですので、極力聴力を温存を優先に亜全摘出してもらい、その後の経過観察で再発するようであれば放射線治療かあるいはリスクの少ない治療が確立されることを祈りつつ余生を過ごしたいです。

 初めての造影剤で、経験者からは体が熱くなると情報を貰ってましたが私個人的には特に変化を感じませんでした。閉所恐怖症ということもあり、終わるまで目を閉じて好きな音楽を頭の中で流しているうちに終わりました。

 その後、直ぐに診察があり、「聴神経腫瘍」でほぼ間違いないという診断でした。大きさは総合病院で撮った時と変わらず13mm程度で小さい方だとのことです。但し、既に高音部の聴力は80dbまで落ちており、甲高い耳鳴りが絶えず聞こえている状態です。

 腫瘍がまだ小さい事、聴力の低下や耳鳴りが発生して1か月半程度であることを踏まえ、早期摘出手術による緩和に賭けてみようと、摘出手術で進めることを決心しました。

 まだ、実感が湧かない状況において都内の大学病院に診察にいきました。最寄りの総合病院から送ってもらったデータを確認して貰い、やはり「聴神経腫瘍」の疑いがあるとのことで、造影剤を使用したMRI検査を実施することになりました。

 耳鼻科にお世話になった総合病院の脳神経外科を受診し、今後の選択肢としては以下3つがあるとのことです。

 

 ①経過観察

 

   腫瘍の増大が止まる、或いは縮小する確率は非常に低く、大きくなる可能性の方が高い。症状が出ていなければ様子を見ても良いが症状が出ているため、他の方法を検討した方が良い。

 

 ②放射線治療

 

   腫瘍に放射線を照射し、腫瘍細胞の増殖を停止させる治療ですが、効果に時間がかかること、腫瘍の増大を抑制できない場合があること、長い目でみると聴力が低下していくことが現時点で分かっている。但し、手術よりはリスクは少ない。

 

 ③摘出手術

 

   耳の後ろを切開し、頭蓋骨に穴を開け、更に内耳道の骨も削り腫瘍を摘出するという、聞いただけでも背筋の凍る手術になる。内耳道には、顔面神経、蝸牛神経、前庭神経と様々な神経が通っており、その神経を可能な限り損傷させずに腫瘍を摘出する技術が必要とのこと。

 

②③を選択するのであれば、実績のある大学病院をお勧めするとのことで、都内の大学病院で今後の治療を進めることにしました。

 MRIの結果を聞きに総合病院を訪れましたが、結果は「聴神経腫瘍疑い」でした。大きさは13mm×8mm程度とのことで、小さい方だとのことです。脳神経外科に担当を変わるので、そちらで今後の治療を相談してみてください。とのことで、その日は帰宅しました。

 「良性」「腫瘍」「疑い」など、この時は深刻な状況であることは理解出来ませんでした。