「あぁぁぁ、欲求不満だぁぁ」
( ゚∀゚)・∵ブハッ!!
Σ( ˙꒳˙ ;)エ"ッ?!
「なっ、なに言ってるんですか櫻井先生!」
「そ、そうですよ!
明日明日結婚する人が欲求不満だなんて……」
「俺、結婚やめっかなぁ」
( ゚д゚)ハァ?
(°∀° )マジ?
「それこそなに言ってるんですか!」
「そうですよ!
もう招待状出来たんですよね?」
「あぁぁ、昔みたいに自由になりたい」
「櫻井先生!!」
「しっかりして下さい!!」
しっかりしろなんて言われたって無理だ。
毎日毎日欲求不満!
もっともっと自由が欲しい!
というのも、あれから直ぐ彼女が自分の部屋を引き払い、俺のマンションに(なんの相談も断りもなく!)転がり込んできたからだ。
「どうせ一緒に暮らすんだもの。
少しくらい早くなっても支障はないでしょ?」
「だからって突然過ぎるだろう」
結婚後の新居だってまだ決まってないのに
「それは別に追追でいいわ」
「とにかく、これから家のことは
全部私がしてあげる」
料理はもちろん、掃除に洗濯etc……
「だからあなたは
思う存分仕事に集中してね」って
ついこの間まで「私と仕事とどっちが大事?」なんて言ってたくせに
「信じらんないよな」
おかげで、仕事が終われば真っ直ぐ帰らないといけないし
休みの日は結婚式の準備だなんだと駆り出され
すっかり彼女のペースに巻き込まれている。
そのせいでマサキには全然会えなくて
ていうか、マサキからの連絡も全然来なくて
「あの日ドタキャンしたこと
やっぱり怒ってんのかな」
あぁ────
「マジで最悪だ」
「おい、櫻井」
机に突っ伏していた俺の前に、あの先輩医師が現れた。
つづく