君がいいんだ 86 | 嵐さんに寄せる想い~ここママの妄想小説

嵐さんに寄せる想い~ここママの妄想小説

嵐さんが大好き。
メンバー全員大好きですが、
特にも相葉くんに惹かれてやまない櫻葉erです。

今度こそ風間さんを見送ったオレは、車で待ってるカズさんの元へと戻った。



「遅くなってごめんなさい」


「全然、大丈夫だよ」



待ってる間、きっとゲームでもしていたんだろう。


カズさんは持っていたスマートフォンを助手席に放り投げ、エンジンをかけた。



「それにしても驚いたね」


まさか風間さんがまぁくんを訪ねて来るなんて。


「ね、まぁくん」


「............」


「まぁくん?」


どうした?



走り出した車の中、返事をしないオレを不審に思ったカズさんがミラー越しに問いかけた。



「まぁくん?」


「............に会ったって」


「えっ?」


「風間さん......」


ここに来る前に櫻井に会ったんだって。


「櫻井さんに?」


「櫻井、まだ地元にいたんだね」


実家にいるって、風間さんが言ってた。


「......そう」


「もう帰って来ないのかな」


オレのこと


「もう、どうでもよくなっちゃったのかな」


「まぁくん......」



オレのこと、思い出してもらえないのは悲しいけど


それでもオレは櫻井の傍にいたいし、櫻井に傍にいて欲しい。



「失くした記憶が戻らないなら

また1から始める方法だってあるのに」


どうして櫻井はオレの元に帰って来てくれないんだろう。



「櫻井......」



お前は今、何を考え、何をしているの?






つづく