koi-gokoro 101 | 嵐さんに寄せる想い~ここママの妄想小説

嵐さんに寄せる想い~ここママの妄想小説

嵐さんが大好き。
メンバー全員大好きですが、
特にも相葉くんに惹かれてやまない櫻葉erです。

心臓がバクバクする。

 


バクバクして、苦しくて



なのに、自分の部屋には帰りたくなくて




「どうしよう……」




気付くとオレは、昨日お世話になった動物病院の前にいた。



診療時間は既に終わっていて、入口の照明も消えている。



でも、建物の窓からは灯りが見えて



オレは思い切って急患用のブザーを押した。









「でも、ちょうど良かったよ。

一緒に食べてくれる人が来てくれて」


「なんか、すみません……」



いきなり……しかも時間外だったにも関わらず、コウ先生はオレを笑顔で迎えてくれた。



しかも、カレーを作り過ぎたからと、晩ご飯までご馳走になって……





他愛のない話しをしながら、二人でカレーを食べて



コーヒーを淹れてるコウ先生の傍で、オレは昨日拾った仔猫と遊んでいた。





「コイツ、すっかり元気になりましたね」


「でしょう?ミルクもいっぱい飲むんだよ」



順応性が高いのか、昨日来たばかりのくせに、コウ先生の足元に甘えるようにまとわりついたり



そうかと思えば、オレの傍に鳴きながら近寄ってきたり



「そうだ相葉くん、この子に名前つけてよ」


「えっ、」



オレがですか?



「うん。この子をここに連れてきてくれたのは

相葉くんだし、それに……」



名前がないと呼ぶ時不便でしょ?



「だから……ね、お願い」



え~っと……それじゃあ……



「チョコ……とか」



なんか、ちょこちょこ歩く姿がとっても可愛いから



「チョコちゃんか……うん、いいね」



今日からキミはチョコちゃんだよって、仔猫を抱き上げ優しく微笑んだコウ先生は



オレがここに来た理由を一切聞き出そうとはしなかった。








つづく