2024年05月21日(火) 曇のち晴
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皇居三の丸尚蔵館 開館記念展が2023年11月3日(金)~2024年6月23日(日)まで開催されています。
今日は第4期の展示を見てきました。
国宝・狩野永徳《唐獅子図屏風》など見どころ満載、写真撮り放題で楽しい展覧会でした。
皇居大手門
三の丸尚蔵館に入館する前に東御苑を散策。
百人番所
百人番所の横にあるトピアリーが百人番所型にカットされていて、感激~。
国宝 唐獅子図屛風
(右隻)狩野永徳 / 桃山時代 16世紀 / 紙本金地着色
(左隻)狩野常信 / 江戸時代 17世紀 / 紙本金地着色
左隻は永徳のひ孫の狩野常信が補作。
旧萩藩主・毛利元徳(もとのり)の献上品。
(右隻)狩野永徳
「豪壮・華麗」とも評される桃山絵画を代表する作品としてして教科書にも掲載されている有名な作品。
以前見たことがあるのに、「えっ、こんなに大きな作品だったの!?」と驚いた。
その大きさも「豪壮・華麗」だ。
渓谷をのし歩く獅子の脚が太く、爪が立派で強そう。
(左隻)狩野常信
顔もひょうきんだけど、ぴょ~んぴょんと跳ねるように軽快に走る獅子がお茶目すぎる~。
思えばバ介の子供時代もこんな風に走っていました。
背景の滝や木々も永徳のような鬱蒼とした重々しさがなくて、ライトな感じ。
ひいおじいちゃんの永徳が夫婦の獅子を描いたから、左隻はパパとママに向かって走る子どもの獅子を描いたのかな。
狩野常信(1636年-1713年)は、狩野元信・狩野永徳・狩野探幽とともに四大家の一人とされ高く評価されている絵師だし、父の尚信が没した後、伯父の狩野探幽に画を学んだといわれているので、永徳ひいじいちゃんと同じような「豪壮・華麗」な画風でも描けたと思うんですよね。
安土桃山と元禄の時代性とか、流行していた文化が反映されて、ちょっとライトで可愛い系の作風になったのではないかと感じます。
大手町仲通りに展示されているイゴール・ミトライ(ポーランド) 眠れる頭像 1983
背景の工事現場と包帯を巻いたかの如き頭像が調和して、良い構図になったと自負しておりますw
アート散歩の後は、スタバ丸ビル店でフラペチーノを飲んでまったり。
楽しいアート散歩でした。