少し前に、看護師と漢方薬の勉強会に参加しました鉛筆

 
ここ半年ほど、少しずつ漢方薬の処方をするようになり、なかなかうまく治療が進まない患者さんに対して、次に何をご提案できるかアイデアをいただきたかったからです。
 
漢方薬というと、皆さんどんなイメージをお持ちですか?
風邪の時は葛根湯!?
苦くて子どもには飲みづらい?
 
私も数年前まで漢方には馴染みがなく、風邪の親御さんに葛根湯を処方するくらいでした。
 
漢方薬に興味をもったきっかけは、
数年間悩まされていた自分のヘルペス再発に、先輩医師が勧めてくれた処方(補中益気湯)
ヘルペスは、薬を飲んで治って、また再発しての繰り返しでしたが、漢方薬を飲み始めてから再発が抑えられ、しかも夏バテや冷え性も良くなりましたニコニコ
 
漢方薬のテキストには、こう書かれています鉛筆
 
富士山漢方薬は、その人の体調を本来のベストコンディションに近づけてあげる効果がある。
富士山漢方薬には様々な効能があり、この症状を治したいと処方した後に、違う効果も表れて患者さんに喜ばれることがある。
 
私が実感した効果も、この通りでした照れ
 
医学部では、東洋医学を習う時間はあまりないので、日本で提供される医療は西洋医学が中心です。
 
西洋医学の考え方だと、風邪薬なら、咳が出たら咳止め、熱が出て辛ければ熱冷まし。
疲れや、体力のなさ、胃腸の弱さなど、本来の体質はあまり気にされません。
 
漢方薬は、同じ症状でもその方の体質に合った処方をするのが原則であり、難しいところでもあります。
 
発熱している患者さんなら、今は病態として、今体を温めたほうがいいか、冷やしたほうがいいか?
咳なら、乾いた咳か、湿っぽい咳か?
 
症状というより、その患者さんに今起こっていることは何か、体質と病態をよく考えて処方することになります
 
実際に患者さんに処方をし始めてみると、風邪や体調管理に明らかに効果のある方がいて、最近問診票に「漢方薬希望」と書かれることが増えてきましたキラキラ
 
看護師さんたちも前向きに協力してくれて、子ども向けの漢方薬の飲ませ方リーフレットを作成イエローハーツ
 
 
まだまだ漢方治療を始めたばかりですが、勉強を重ねて患者さんの診療に役立てたいと思います。
 
院長  江田