全力疾走に挑戦 | 行雲流水 ~所長の雑感~

行雲流水 ~所長の雑感~

松田進税理士事務所 所長の松田が日々思うことを思うままに綴った雑記帳

茶色のアンツーカの走路が一直線に伸びています。電光計時も高速度撮影の準備も全て調っています。スターティング・ブロックに足を乗せスタートの合図を待ちます。「用意、ドン!」と号砲がなって飛び出しました。一、二、三、四……………と頭の中で歩数を数えつつ全力(?)で100メートルを駆け抜けました。21秒43が記録でした。

 

「100メートル・全力疾走に挑戦」という記事が6月9日の京都新聞に載っていました。興味を持って読んでみると、びわこ成蹊スポーツ大学(大津市比良)が、「中高年向けの短距離走の指導ノウハウを作り、市民への普及を目指す。」「参加者個々人のカルテを作り、筋力や柔軟性を測定したり、高速カメラで走りを撮影、再生して、参加者が体の動きや変化を正確に把握できるようにする。」「35歳以上に限る、定員20名」「6月26日から10月23日まで月1~2回、土曜日に8回開催、参加費12,000円」と書いてあります


朝の鴨川の散歩の途中、仏教大や京産大の女子学生が朝のトレーニングに颯爽と駆け抜けて行くのを見て、駆け足のまねごとなどしてみるのですが、「かっこよく」にはほど遠いのは分かっていたので、早速メールで申込みました。結果、20名の募集に50名の応募が有り、抽選で30名にしぼって開催されました。冒頭の100メートル走はその講座の第二日目7月10日、第一回の100メートルの計時でした。

 

 第一日目は、6月26日に行われました。多分、私が最高齢かなと思っていたところ、76歳の方がいて吃驚、マスターズ陸上の年齢別チャンピオンがいたり、何十年運動したことないという主婦など、まさに多士済々の30名です。「これから『全力疾走に挑戦』の日々が始まります。不可能の反対語は可能ではなく『挑戦』です。無理なく、ケガなく、気持ち良く。そして“何のためのトレーニングなのか”を考えながら有意義に走ることを楽しみましょう。」という岩井有史先生の挨拶から始まりました。

初日は、「体力測定と軽いランニング」と書いてありましたが、さすがスポーツ大学、「軽いランニング」にさまざまな工夫が凝らされています。歩幅を決めての駆け足、障害物を置いて小さくジャンプする駆け足、連続して両足飛びで低い台の上に飛び上がり飛び降りる(これが結構難しい)、これを5周、結構ハードでした。4周目ぐらいに「ジャンプせずに横を走ってください。」とケガ予防のトレーナー、久家暁子先生から、最初のドクターストップがかかりました。体力測定の結果は、総合体力年齢は61歳。握力、背筋力、30秒スカット、上体起こし、は合格点、垂直飛びは平均以下でした。先ほどの両足飛びと合わせ、縦の運動はしてないな、と感じました。


さて、第二日目のテーマは、「筋力トレーニングの基礎と100メートル・タイムトライアル」です。まずは、本格的な400メートルのトラックを軽く一周、というものの終わり頃には息が上がりかけています。その後、手をゆっくり回しながらの駆け足、横っ飛び、白いラインの両側を意識してのランニング、飛び上がるスキップ、速いスキップなど、休み休みではありますが、ほぼ1時間。足に身が入り、息が上がりかけ、これで100メートル走れるかなと思いかけたころ、筋力トレーニングは終わりました。


そして、いよいよ100メートル・タイムトライアル。スターター、電光計時、撮影、などに8名の学生がスタンバイしています。白板にスタート順が示されました。なんと一人ずつスタートし計時、撮影をしてくれるようです。なんと贅沢、かつ、なんと晴れがましい。第一走者がスタートしました。結構速い、ゴールすると、思わずみんなから拍手が沸き起こりました。第二走者も第三走者も思ったより速い。ちょっと場違いな場所に来たのかな、と軽い後悔にみまわれたとき、びわこ成蹊スポーツ大学の陸上部監督の志賀充先生から、「初日の体力測定の結果で、A,Bに分けています。今走っているのは強い方」と、聞いて少し安心はしましたが、結構どきどきするものです。そして、私の史上初めての100メートル・タイムトライアルで、冒頭のシーンになりました。一所懸命、健気に、全力で走るみんな、素晴らしかった。ちなみに一番速かったタイムは11秒99、凄いですね。私は30人中29位、BBでした。


子供のころから、走ることにはほとんど興味の無かった私ですが、あと6回の講義に、何故かワクワクしています。パソコンに収まっている第一回の映像に比べ、10月の最終回の映像がどれぐらい「カッコヨク」なっているか。USBに取り込んで自己満足に浸りきろうと思っています。