雨は気まぐれ。 | 音の破片

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音楽(ライブ)好き人間の、右脳的ブログ。

幕張の6.1chぶりだったかな?
サカナクションのzepp公演。
今回はベストアルバム「魚図鑑」のライブハウスツアー。
魚図鑑を熟読、いや熟聴してからいざ、zeppに音のダイビング。
 
あ、ネタバレしますよ。
っていっても明日(7/10)がファイナルですが。
ご注意を。
 
 
 
 
 
 
 
 

 
魚図鑑とは、いままでのサカナクションの作品をその楽曲の作風とか、メンバーのイメージとか(多分)で深海、中層、浅瀬に分けた面白いベスト版。
なので、ライブも三層に分かれている。
ライブ開始して、序盤からいきなり深海へのダイビング。
ライブが始まって浮き足立つオーディエンスを一気に深海へ叩きつけるw
 
深海は、とても息苦しかった。
なんていうか、曲間の空気とか重い。
むやみに拍手できない圧倒的な重力が曲に存在する。
圧倒的な重力の正体は孤独。
 
でも、魚民さんたちは知っている。
この息苦しい重量感こそが心地よく、生きられるのだと。
これこそがサカナクションの真髄の部分かと。
 
暗闇でもがいて、ちょっと光が見えてきて、舞台は中層へ。
個人的には中層の曲たちがほんとに好きすぎて。
パッと聴くとダンスミュージック、だけどもよくよく聴くと、結構重たいこといってたりする。
泣き顔で手を挙げて踊っちゃう感じw
好きすぎるからか、なんか、中層がサクッと終わりすぎじゃない?とか思ったりして。
中層曲だけでワンマン見たいくらいですw
 
深海から浮上して、やっとオーディエンスも空気が吸えたみたいに、いつものように手を挙げて飛んでます。
 
そして浅瀬。
このへんはフェスセトリでもお馴染みの曲たちですから当然盛り上がります。
実質、この辺りで室温が急上昇しましたw
アイデンティティの大合唱。フェス以上でした。
ミュージックでは、いつもの5人横並びスタイルから、暗転、大サビでバンドスタイルに早変わり、てのはいつもの事なんですが、今回はさらに暗転中に仕込まれた大量のシャボン玉が空中に舞っている!!
おおお、ドラマチック!
 

毎回毎回思うんですけど、
チームサカナクション皆さんがほんとにサカナクションの音を好きなんだなあってのが伝わるライブでした。
メンバーのきめ細かで丁寧な演奏、曲の要所要所を掴んでるライティング技術、背景や今回のシャボン玉みたいな演出。すべてがサカナクションの曲のために完璧に構成されている。
1曲1曲、ため息しか出ない。
 
特に、照明って、今回のライブに限らずですけど「あー、この照明のスタッフさん、多分このバンド好きなんだろうな」って分かりますよね。
曲の盛り上げかたとかタイミングが完璧なんですよねw
見てるこっちもすごく気持ちいい。
そういうのがすごくわかるライブでした。
もちろんオーディエンスも曲のイントロで歓声あげたり、どよめいたり、どの曲も本当に愛されているのがわかる。
 
今のサカナクション、脂のってます!
チケットが全然とれないだけある!ww(ほんと切実)