昨年は、前年以上に講演会で語らせていただく機会に恵まれましたが、
今年もより多くの場で…そう願っている藤咲です (^-^)
毎回講演会の後には、
メールやブログからメッセージを寄せてくださったり、
カウンセリングを希望なさってくださりで
直接お話を伺う中、
私が講演会で語らせていただくことで
何かのきっかけとなったり、
聴いてくださった方のお役に立つこともあるようで
とてもうれしく想っています。
そして先日は、私と同じ難病で、
思うように生きることができなくて苦しんでいらっしゃる方と
お会いしてお話を伺いました。
彼女は、私の講演会での様子から
「自分と同じ病気だとは思えない…」
そう思ったらしく、
講演会の後に、私の本を買って読んでくださったり、
ブログもかなり以前のところから読んでくださったようで
「直接お話を聴いてみたい」
そう思ってくださったとのことでした。
線維筋痛症は、全身の痛みそのものも苦痛ですが、
難病といえども特定疾患には該当しないため
医療費の助成もなければ、
動くことができなくなっても
身体障害の認定をうけることが困難なため
福祉サポートをうけることができず、
生きていること自体が苦しいという話しを
彼女は涙ながらに語り、
私が生活保護をうけることにした理由や
社会復帰するに至るまでのことで
次々と質問をうけたのですが、
障害年金を受給しているご主人と小学生の男の子との生活を
パートで支えていたのですが、
「痛みが強い今は安静が必要だからゆっくりやすみなさい」
医師にそういわれたKさん。
そう言われても、
家計を支えているのはKさんのパート収入。
自分の体のことはもちろん、
子供さんのこと、
ご主人の病気のことなどいろんなことを考えているのだけれど
医師には自分の想いが伝えられず切羽詰って、
自分の生命保険を子供とご主人に残せたら…
そこまで考えていたKさん。
大分合同新聞に掲載された記事を持ってきて
ご自分の中にため込んでいた想いを
たくさん吐き出してスッキリしたとおっしゃってくださいました。
私にはKさんの想いがよ~~~く理解できる
だから、これまでの自分の体験もふくめ
私もたくさん語った…。
すると最後には、
もうこれ以上頑張ることができなくて
生きることを諦めようと思ったけど、
「いつの日か藤咲さんのようになりたい!」
そうおっしゃってくださいました。
そして、
世間体やご近所のことが気になって仕方がなかったけれど
生活保護をうけることで、
今の辛い時期を乗り越えたい…
そうおっしゃって、
微笑まれた表情が印象的でした。
生活保護も様々な形がありますが、
Kさんは、安静にできる時間を確保しながら
パートも続けるということでした。
「病院にも行けるし、
パートの時間を減らしても大丈夫だと思うと
ホッとしました!」
決意するにも本人にとっては様々な想いがよぎりますが、
健康的な生活を取り戻すためにも、
今はこれが最善だと捉えることができたようでした。
何を選択するのかはとても重要です
何が良い、悪いというのではなく、
自分にとっての最善の選択
いつも私はそのことを大切にしています。
Kさんも、ご自身とご家族にとって最善の選択を
なさったようでした。
Kさんとは、その他にもいろいろとお話したので
また後日綴りたいと思います (*^^*)