最近は、LAST HOPEからの話題ばかりになっていますが、
「これをブログに綴りたい…」と思うことが他にもあるのですが、
結局…(;^_^A
今日もお付き合いくださいね(^-^)
今日は、今回の患者さんが語っていた
「普通に生きたい!」
について綴ります。
今回の患者さんは、
急性骨髄性白血病の女性。
「生きるために何かを諦めてきた人の気持ちわからないよね!」
小池栄子演じる医師に想いをぶつけた言葉。
私も彼女のように、
いろんなことを諦めながら生きてきた。
子供の頃だったら体育の時間、運動会、遠足、水泳…
大人になってからは昼間の外出、
食事、やりたいことよりまず安静、子供…
生きるために、
我慢したり諦めたり…
「普通の人生を生きたい!」
「普通の人のようになりたい!」
ずっとそう思っていました。
「もう仕事はできないし、一生寝たり起きたりで
一生入退院の繰り返し」
医師にそう告げられて、
「もう私は、一生普通の人生を生きることができないんだ…」
そう想った時、
「私の人生は何だったんだろう…」
「何のために私は生まれてきたんだろう…」
そう想えてならなかった。
「大丈夫!思うような人生を生きていいよ!」
いつかそう言ってもらえることを待っていたし、
「体はもう大丈夫だから!」
「病気はもう治ったよ!」
「大丈夫、もう普通に生活できるよ!」
そんな言葉を待っていたのかもしれない。
だけど、そういう現実を迎えるためには、
「大丈夫、私が治してあげる!」
と言ってくれる医師に出逢う必要があった。
しかし、
結局そういう医師に出逢うことは叶わなかった。
でも…
私は普通の人のようになりたくて、なりたくて、
なりたくて仕方がなかった。
普通の人生を生きたかった。
全身の痛みがピークの時、
当然、心の痛みもピークだった。
その痛みを緩和してくれていたのは
ペンタジンの注射&内服。
この対症療法には、医療者からは否定の声も多い。
しかし、私が生きることができたのは、
あの注射があったから。
今だから言えるけれど、
中毒になっていた。
副作用も感じていたけれど、
もうその注射しか、私の生きる気力を支えることができなかった。
1日3回、注射を打つことだけが支えとなっていた。
ある日、
「里花ちゃん、このままだと死んでも何も残らないよ…」
優しく語った医師の言葉が私を揺すった…
普通は火葬のあとに骨が残り、
骨となって存在の証が残るけれど、
私の場合は骨すら残らないと…
生きている今も存在すら定かではないのに、
死んだら跡形がなくなってしまう
私が生きた証は何もない…
そこから私は少しずつ変わった。
せめて生きた証を残したい…
そう思った私は、執筆を始めた。
3分もパソコンに向かうことはできず、
すぐに横になってしまう状態だったけれど、
生きた証を残したかった。
そして、普通の人生を生きてみたい!
この想いが強くなった。
そして私は、
私の普通を見つけた。
今も、できないことはたくさんある。
でも、私は胸を張って生きている。
あなたの普通とは違うかもしれないけれど、
私の普通で、私らしく生きることができるようになり、
とっても生きることが楽になった。
病気も治ったわけではないけれど、
気にしていない。
時に私の普通が通用しないこともあるけれど、
私は、私の普通を大切に、
これからも私らしく生きて、
もっともっと輝いて生きたいと想っています。
今日は想いがあふれて長くなってしまいましたが、
これでも割愛して綴りました。
お付き合いいただきありがとうございます。
(=⌒▽⌒=)
あなたらしさ、大切にしてくださいね