6年経った今でも、
手にとって読んでいただけるとは
思ってもいませんでした。
私にとって、ひとつの節目となった執筆。
当時、今の私に繋がるとは考えてもいませんでしたが、
この本の出版から人生が変化。
泣いてばかりの人生からは、
大きく変化しました。
物事が大きく変わったというより、
私自身が成長したという変化。
「繰り返し読んでます!」
そうおっしゃってくださる方。
「死にたくなったらまた読むんです」
そういう声もいただきます。
私の中では忘れてしまった場面のことも、
「あの時は大変だったよね~」
「どういう思いだったの?」
読者の方のほうがひとつひとつの場面を
詳しく覚えていてくださったり…。
出版した時は、どなたか一人でも読んでくださって、
「読んでよかった」
そう思ってくだされば…
その思いで出版したのですが、
おかげさまで増刷し、
3刷り目をリクエストいただくまでに。
あの当時から、何があっての今なのか、
続きを書いた本が読みたいというリクエストまで
いただけることを本当にうれしく感じています。
売れることを望んでいたわけではなく、
“本を出版する”ということ自体を夢みて12年。
言葉で伝えられなかった思いを書き出し、
自分の想いを吐き出す形での出版でした。
伝えられなかった想いを本にして、
自分が生きていた証を残したかった。
まずは一歩。
勇気を出して一歩を踏み出したことが
今につながったようです。
そして未来へ