あれから2ヶ月が過ぎた…
祖母との悲しい別れ以来だけれど、
それ以上に悲しい家族との別れ。
一生懸命に生き続けようとしていた命。
16歳を迎えたばかりだったのに…。
私もできる限りの看病を続けたけれど、
とうとう別れの時を迎えた。
自慢の息子だった…
辛い時を一緒に過ごし、
悲しい時には側に寄り添ってくれた。
支えてくれた。
離れ離れになったこともあった。
本の中にも書いたけど、
私の代わりに痛い思いをさせたことも…。
生きているのが辛くなった時も、
この子達がいたから頑張れた。
心臓が悪くなってからは、
出張で留守にする時、不安でたまらなかった。
耳が聞こえなくなり、
目が見えなくなっても、
眠っていても、
私が帰ると尻尾をフリフリ迎えてくれた。
今年になってから認知症がひどくなり、
夜も眠れない日が続いた。
仕事を理由に十分に看てあげることが
できない日も続いた。
最後の1ヶ月半は、完全看護状態だったけど、
私自身、悔いが残ることも…。
いつも後悔しないようにと選択し、
できる限りのことをしてはきたが、
結局は…。
だからいまだにすべてを受け入れてはいない。
「あんなにお世話して、十分わかってくれてると思うよ」
「これだけ看てあげたんだから、満足してるよ」
そう、いくら言っていただけても、
私の中では…。
とはいえ、心理学を学び、
ヒーリングを習得したおかげで、
今の状態でいられるのだと思う。
でなければ、
ただただ悲しんでどうしようもない状態だったと。
毛むくじゃらの息子の存在は、
私にとってとっても大きな存在だった。
今日は、13歳の娘とともに初盆を迎えた。