今回体験した開腹手術での入院と、
20年前の開腹手術入院での変化には少々驚きました。
医療は日々進歩していることを実感しました。
20年前にはありませんでしたが、
今では入院するとリストバンドを装着されました。
患者確認の必需品ですが、
少々邪魔です。
そして、入院日程。
開腹手術でも、手術前後7日~10日程で退院。
(私は14日の入院でした…)
20年前は、手術数日前に入院し、
血液検査、レントゲン、心電図、肺活量などの検査をうけたけど、
今では手術前日に入院。
検査は外来で事前に行いました。
これには入院費の清算方法が変わったことが
大きな理由でしょうか。
そして、早期回復にもつながるとも感じています。
(かといって、現在の診療報酬制度に
私は全面的に賛成できない部分も感じています…)
手術自体も大きく変化していました。
お腹の中側は縫うのですが、
表面は縫っていないのです。
そして、手術前の処置、術後の処置&点滴も簡素化されています。
食事も、20年前は腸が動いていることを確認し、
ガスが出たら開始でした。
腸が動いていることを確認後1~2日流動食。
その後3分粥、5分粥、7分粥、全粥、普通食という流れでした。
現在は先生によっても違うようですが、
私は、術後翌日の昼食から開始。
今回術後の食事は、手術翌日の昼食が流動食、
夕食が5分粥。2日目の朝から全粥で1日。
3日目から普通食でした。
しかし、なかなか食べられないことから、受持看護師さんが
「普通食」から「ライト食」に変更してくださいました。
化学療法などで食事があまりとれない方用らしいのですが、
昼食は麺類。
そばにうどん、素麺、ラーメンなどでした。
夕食は味付けご飯。
朝食は通常ごはんですが、お粥にしてもらいました。
食べやすいように工夫されています。
普通食より全体量が少なく、質素ですが、
食がすすまない私にとってはごちそうでした。
私の大好きな果物が必ずつき、
プリンが食べたいと思うとプリンが、
ヨーグルトが食べたいと思うとヨーグルトが、
アイスクリームが食べたいと思うとアイスクリームが
医療が進歩すればするほど、
そして、患者のためにと工夫していただくためにも、
患者は、自分の思いを伝えなくてはならないと感じます。
医療者が医療コミュニケーションをトレーニングするように、
患者も医療者に伝えること、聴くことなどの
コミュニケーション力が重要ではないでしょうか。
そのためにも自分が何を感じ、何を思っているのか、
日々、自分の体の声&心の声に耳を傾ける
自分とのコミュニケーション力が必要だと思います。
医療が進歩すればするほど、
医療まかせではなく、
自分の命を守るためにも、
患者自身の「患者力」が大切だと強く感じています。
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