自分で作ったソロジャーナル

「とある魔導士の研修日記」。

 

3人目はエリーゼ。昨日の続きです。

 

 

主人公:エリーゼ(17)

もじもじしていて、自信がない。
ピラリスを研修に誘った子。
自分では何も決められない。
肩までのストレートヘア。

 

 

 

  7日目

 

【朝】

 

学校の焼却炉でこっそり学習ノートを燃やしていたら、

校長先生に話しかけられた。

 

「何を燃やしているんだね?」

「あの・・・自分の進路に悩み過ぎて、

 学習ノートと日記を捨てたくなったんです」

と説明したら、

「人生のハンドルさばきは小刻みでもいいんだよ」

と言われ、ハッとした。

 

私は極端に考えすぎていたのかも。

 

 

【昼】

 

自分に術をかけて狐になったクラスメイトと

それを元に戻した私の件が先生の耳に入ってしまい、

二人そろって職員室で怒られてしまった。

 

「さらに悪化しないよう、手に負えない事案は

 隠さずに伝えること!」

「・・・はい」

「ごめんなさい」

 

うなだれて退出しようとしたら、先生に

「変身を元に戻す方が何倍も大変なんですよ。

 エリーゼ、良く出来ましたね」

とちょっとほほえまれた。私は

「・・・ただのラッキーだったと思います、

 出過ぎたことでした」

とまた頭を下げた。

 

 

【夜】

 

研修で友だちになった子に最近の悩みを相談したら、

「そんなにも魔力が強いのに、

 ”魔導士に向いてないかも”って悩むなら、

 うちのクラスの皆を”才能がない”って

 言ってるのと同じだよ?

 できているのに”できてない”って決めつけてるのは

 エリーゼだよ?」

と少し怒られた。

 

そして、友だちは可愛いノートをくれた。

『できたことノート』にして、だって。ありがとう。 

 

 

 

 

  8日目(最終日)

 

【朝】

 

中身の濃い研修が終わった。

 

長いつきあいの友人ピラリスが私の顔を見て、

「前よりおどおどしてないね。良い感じじゃない?」

と笑った。

 

あの先輩には、クロスをお返しして、

「お友だちからなら」とお伝えした。

 

先のことはわからないけど、

ちょっとずつ進んでいこう、と思えた一週間だった。

 

 

 

 

 

  数年後(最終パラメータによる結果)

 

私は、超一級白魔導士のライセンスを取得した。

 

お客さんも多いけど、短期で単発の仕事だけ

(一人仕事と、パーティに参加するのと半々くらい)

を引き受けている。

 

先輩とは、今も、恋人未満の状態。

 

小さいハンドルで物事を進める方が、

自分には似合っていると思うから。

 

 

END

 

 

****************

 

・・・話を濃くしたら、長くなっちゃいました。

エリーゼの話はここまでです。

 

読んでくれてありがとう。

 

 

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あともう一人、ロールする予定です。