ソロジャーナルの
「スチール・サルベージャー」をプレイ
・・・していたのですが、
その世界観から飛び出して、
自分で小説をつくり始めちゃいました![]()
サイコロもトランプも振らなくなり、
マイワールドに突入です🌍![]()
登場人物
デラミ:探索型ロボット。![]()
スパイダー型(腕2,足4)。
本が好き。人間に好奇心を持つ。
ニーナ:探索型ロボット。犬型。![]()
フジカ:ニーナの飼い主。政治家。![]()
イチジョウ:フジカの秘書。![]()
【これまでのあらすじ】
汚染された地球の地表を探索し、
人間のために資源を取りに行く探索ロボットの
デラミとニーナが、仲良くなります。
ニーナの飼い主であるフジカが
何者かによって狙撃され、けがを負います。
フジカの秘書・イチジョウと共に、
デラミとニーナは動き始めます。
そこからの続きです。
↓
デラミたち、凶器を探索する。
フジカさんを家に残して、
イチジョウさんとニーナと私は、
フジカさんが撃たれた場所に行った。
そこは、シェルターの中にある広場の一つ。
今は誰もいなくて、中央に噴水が一つあるだけだった。
噴水の水音だけが、広場に静かに響いていた。
イチジョウさんも現場にいたらしく、
その時の詳細を語ってくれた。
「この演台にフジカが立っていて、
オレは少し後ろの、このあたりに控えてた。
演説途中で子どもがやってきて
フジカに握手を求めたんだ。
フジカが喜んで身をかがめたとき、銃声がした。
もし、同じ姿勢だったら、……やばかったと思う」
「ふむふむ」
私は広場をぐるっと見回す。
広場の周りには二階席と三階席もあり、
ここでは演劇も開催されるそうだ。
「目撃者は他にいなかったんですか?」
「警察の調べでは、みんながフジカを見ていたから、
自分の隣で怪しい動きをしているのを
見た人がいなかったそうなんだ。
……単独犯じゃなくて、グループだったら、
いくらでもでっちあげることができるかもしれないけど」
「ちょっといいですか」
ニーナがフンフンと鼻を鳴らして、
周囲の匂いを嗅ぎ始めた。
「無駄じゃないか?
もう他の警察犬ロボットが嗅いでいたけど、
何も出なかったんだぞ」
すると、ニーナが答えた。
「警察犬ロボットより、探索に特化しているので、
もっと細かく匂いのデータが分析できると思います」
「じゃあ、私も。
角度的に、あの二階席が怪しいから見てきます。
イチジョウさんは、どこかに座ってのんびりしてて」
「……わかった」
私はシェルターの壁を上り、二階席から噴水の方を見た。
座席をくまなく調べていたら、ニーナもやってきたので、
同じように座席の隙間や足もとを全部確認した。
「何もないです。でも……」
「でも、何?ニーナ」
「ちょっと焦げるような匂いはするんです」
「どこから?」
「上です」
私は上を見上げた。三階席が張り出している。
「ふうん。じゃあ、三階席に行こう」
ふたりで三階席に行き、
先ほどの二階席の真上をチェックした。
「何もないね。匂いは?」
「……下からします」
「えー?」
私は三階席の手すりの向こう側へ移動して、
二階席へ下りていった。
そして、発見した。
三階席の張り出し部分に、
小さな発射口のある筒が取り付けられていた。
筒は、噴水の方向に向けて固定されていた。
私は警察に任せようと思い、
触らずにニーナのところへ戻った。
「あったよ、ニーナ。証拠」
「え、すごいですね、デラミさん」
「あなたの鼻のおかげよ」
その後、イチジョウさんが警察を呼んだ。
調べてもらったところ、
その仕掛けは遠隔操作でスイッチを押せるものだった。