ソロジャーナルの

「スチール・サルベージャー」をプレイ

 

・・・していたのですが、

その世界観から飛び出して、

自分で小説をつくり始めちゃいましたてへぺろ

 

サイコロもトランプも振らなくなり、

マイワールドに突入です🌍キラキラ

 

 

登場人物

 

デラミ:探索型ロボット。てんとうむし

    スパイダー型(腕2,足4)。

    本が好き。人間に好奇心を持つ。

 

ニーナ:探索型ロボット。犬型。しっぽフリフリ

 

フジカ:ニーナの飼い主。人間。政治家。お母さん

 

 

【これまでのあらすじ】

汚染された地球の地表を探索し、

人間のために資源を取りに行く探索ロボットの

デラミとニーナが、とある現場で出会います。

 

ニーナの飼い主のフジカに再び会いに、

ニーナとデラミが個人シェルターに向かいます。

 

 

そこからの続きです。

↓

 

 

  緑の草原にこだわるニーナ。

 

 

私は少し考えた。

そして、ニーナに顔を向ける。

「じゃあ、明日、探してみる?」

 

「草原を?」

「草原じゃなくてもいいわ。緑色のもの」

「いいですね」

「でも、その前に」

「はい?」

「とにかく今日はフジカさんに会って、

 ニーナは足を直してもらって、

 私はマニキュアを塗ってもらうの」

「楽しみですね」

「ええ!」

 

私はまた、銀色の足をぴょんと跳ね上げた。

「ニーナだったら、何色がいいと思う?」

 

ニーナは少し考えた。

「……緑」

「え?」

「緑を、もっと知りたいから」

 

「ふうん。よほど好きなのね」

 

私は自分の色違いの手足を見下ろした。

ピンク、赤、オレンジ、水色、緑、銀色。

……私は何色が好きなんだろう?

 
 

フジカさんのシェルターで、

ニーナの損傷部分の修理が終わった。

 

フジカさんは、私の方を振り向いた。

「さあ、デラミ。新しい足は何色にする?」

 

「……ねえ、フジカさん、この銀の足も、
 他の足も全部、緑に塗ってくれないかしら」
 
「単色にするの?」
 
「そう。あ、この足には全部指がついてるから、
 これもぜんぶ緑にして欲しいな」
 
私は、6本の足先のそれぞれから5本指を出した。
 
フジカさんはにっこり頷いて、
除光液で他の色を落とし、
そのあと全部を緑に塗ってくれた。
 
私は仰向けになって足を上に向け、
さらに指も全部伸ばした。
 
「ほ~ら、ニーナ、草原だよ~」
 
私が30本の緑の指をわしゃわしゃ動かしたら、
ニーナはぶんぶんとしっぽをちぎれんばかりに振った。
 

「草原です!」

「どう? 緑一面ってこんな感じ?」

「はい!」

ニーナは私の足の間を行ったり来たりした。

「どこを見ても緑です」

「でしょう?」

「でも……」

「なに?」

「本物の草原も、見てみたいです」

 

「そうね」

私は指を止めて、仰向けのまま答えた。

「じゃあ、本物を一緒に探しに行きましょうよ」

 

「はい!」

 

フジカさんが笑った。

「あなたたち、すっかり仲良しね」

 

私は30本の指を、再び、わしゃわしゃ動かした。

「だって、ニーナは私の友達だもの」

 

「はい!」

ニーナは、もう一度しっぽを大きく振った。

 

私の緑の指先が、シェルターの灯りを反射して
きらきら光った。