ソロジャーナルの
「スチール・サルベージャー」をプレイ中です。
今回の登場人物
デラミ:探索型ロボット。
スパイダー型(腕2,足4)。
本が好き。人間に好奇心を持つ。
ニーナ:探索型ロボット。犬型。
本日の探索場所:♦2 汚染された森
エネルギー残量( 6面ダイスを3つ振った合計)8/18
採取するたびにダイスを振り、エネルギー消費を決定。
…これらの出目から、お話を作りました。
デラミ、2回目の損傷。
私は多足型の探索ロボットのデラミ。
昨日壊れた足一本を、本部で修理してもらったわ。
あと4回壊れたら廃棄処分案件だけど、
名誉の負傷としてカウントするわ。
修理してもらった足を、自分でピンク色に塗ったの。
可愛いでしょう?(他の足は銀色のまま)
さて、今日の現場は……。
いやん。昨日と同じ森だ!
変な草に足を取られないよう、次は気をつけなきゃ。
エネルギー残量は、8/18。
あ、ちょっと少ないな。
ミステリー小説を思い出しながら寝てたから、
充電が不十分みたい。
ま、いいか。天気もいいし、行ってきます。
早速、薬草を2本発見。
指を出して、そっとつまみ取り、背中の籠へ。6/18。
別の場所に移動。
あ、レアアイテムの薬草を発見したわ。
これは、仲間にも自慢できるわね。
・・・あ、しまった!!
また変な蔓草に足を絡まれた!
と、取れない。離して~。
無理に引っ張って、なんとか脱出。3/18。
薬草はゲットしたけど……
ああ、また別の足が壊れちゃった。ふう。
嫌になっちゃうなあ。
デラミ、ニーナと出会う。
そこへ、なんか、犬っぽいロボットが
地面の匂いを嗅ぎながらやってきた。
あら、私の匂いも気になるの?
薬草の匂いに反応したのね。
「おあいにく。これは私が取ったものよ」
「そうですか。おめでとうございます」
「なにそれ、皮肉?」
「いえ、本当に良かったなって。じゃあ」
「……。すぐそこ、蔓草が危険よ。気をつけて」
「え、あ。故障したんですか?」
犬ロボットが、キューンと声を上げる。
「えへへ。うん。やられちゃった。2回目よ。
1回目は、こっちのピンクの足。かわいいでしょ」
「どうしてピンクなんですか?」
「人間のマニキュアの真似したの」
「マニキュア?」
「人間のこと、何も知らないのね。本を読むといいわ」
「人間は少し知ってます。とても優しいです。
顎を撫でてくれます」
私は人間の話がもっと聞きたくなった。
「へー。そうなの?もっと教えてよ。
あ、あなた、名前は?私はデラミ」
「私はニーナです。あなたは、カニ型ですか?」
「カニじゃない!せめてスパイダーと言って。
カニは横にしか歩けないのよ。
私の6本足は全方向に行けるんだからね。
今は5本だけど」
「すみません」
私は、ニーナというロボット犬をまじまじ見たわ。
「まあ、いいわ。初対面だものね。
それにしても、あなたはずいぶん犬っぽいわね」
「犬型です。人間がそう呼んでいました」
「へえ。じゃあ、本当に犬みたいに走れるの?」
「走れます。匂いを探すのも得意です」
「なるほど。それで薬草を見つけた私のところへ来たのね」
「はい。でも、デラミさんの匂いもしました」
「私の匂い?」
「はい。オイルと、鉄と……少し土の匂いです」
「ふーん。私、そんな匂いがするのね。
じゃあ、あなたは私のことを探せるんだ」
「たぶん」
「それは便利ね。私、よく迷うから」
「探索ロボットなのに?」
「うるさいわね。道はわかっても、
面白そうなものを見つけると、そっちへ行っちゃうのよ」
ニーナは少し首を傾げた。
「私も、よく人間について行ってしまいます」
「人間って、そんなに面白い?」
「はい。撫でてくれます」
「それはさっき聞いたわ」
「あと、ごはんをくれます」
「それはいいわね」
「名前も呼んでくれます」
「……へえ」
私は、少しだけ黙った。
「ねえ、ニーナ」
「はい」
「その人間に、私も会ってみたい」
「いいですよ」
「本当に?」
「はい。たぶん、喜びます」
「じゃあ、案内してくれる?」
「わかりました」
「……でも、その前に」
「はい?」
「私、もう一回だけ薬草を探してから帰りたいんだけど」
「足、壊れませんか?」
「……たぶん壊れるわね」
「では、帰りましょう」
「ええっ、待ってよ!」
ニーナがどんどん先に進むので、慌てて追いかけた。