娘たちがしょっちゅう私に

悩み事などを打ち明けてくるので、

「それなら、こうしたらどう?」とか

「私なら、こうするけど」などと返答していた。

 

が、ある日、長女が

「マジレスはいらない。黙って聞いてて」

と言うので、「あ、はい」と改めた。

 

 

今朝、長女が働いている店での話をした。

「客の言うサイズの品物を出して

『こちらですか?』と見せたら

『違う。あんた、ほんとにわかってるの?』

と、客がキレてきたので、

『あんたもわかってないくせに、偉そうだ』

と思ったんだ、言わなかったけど~」

という内容だった。

 

普段の私なら話を聞いて、

「なら、『パッケージの色は?』とか

『メーカーはどちらのものでしょうか?』とかの

別の質問を客にしてみたら?」

などと口を出すところだったが、

黙って聞き続けることにした。

 

長女は、ずっと話し続けたが、私が

「うんうん」以外黙っているので、首を傾げ、

「私の怒り、伝わった?」と言うので、

内心びっくりした。

 

ああ、怒りを伝えたかったんか、そうか。

対処法を知りたいわけじゃないのか。

 

「ずいぶんあとになってから、

ムカーッとしてくるんだよね」と言うので、

「・・・ああ、落ち着いた頃に、

言語化できたりするよね」とだけ返答した。

 

結局、それで、この会話は終わったのだが、

長女は気分が多少スッキリしたようだった。

 

傾聴というのは、この態度でいいのか?

 

しかし、私のほうが発言できず、モヤモヤ。

『こうしたらどう?ああしてはどう?』って、

アイデアをどうしても言いたかった。

 

でも、そうしたら、私はスッキリしても、

長女はスッキリしなかったかもしれない。

 

うーん。

 

「言えなかった=損した」という
思い込みがあるのかな。

 

 

あ、今、ひらめいた。

 

人の話を聞いてて浮かんだ対処法は、

目前の人に与えるために出てきたものじゃない。

(これまで、それを与えても拒否られることが

多かったのは、たぶん、そのせいだ)

 

単に、自分用のライフハックとして

私の中にストックしておけばいいんだ。

 

話し手(長女)の気分がスッキリして、

私も自分の内側からMY・ライフハックを得る。

これなら、誰も損してない。

 

これで、ウィンウィン、ということにしておこう。

 

 

 

内面から聞こえてくるものは、
なによりも、その個人のためのもの。