大学4年の長女が、毎日、就活している。
会社訪問。合同説明会。
エントリーシートを何枚も書いて提出。
大学で面接練習。
たくさんのお金(交通費など)、
たくさんの心身エネルギー、
たくさんの時間(書類を書く時間、移動など)が、
どんどん消費されていく。
ああ無情。それだけのことを費やして、
いったい何になるのか。
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企業も学生も、それを取り巻く社会全体も、
見えない理想を追い求めすぎていないか?
楽して働ける素敵な会社、ないかしら。
これだけの給料や休み、ボーナスがほしいな。
個性が発揮できるところ、ないかしら。
スキルの高い従業員、いないかしら。
安い給料で、利益を上げてくれないかしら。
文句を言わず真面目にたくさん働いてほしいな。
昔、理想の結婚相手を探す女性を「3高」と
揶揄されていた。(高身長、高収入、高学歴)
次は、「家付き、カー付き、ババア抜き」とか。
もはや、それ以上の条件を、就活で、
お互いに求めあっている気がする。
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昨日、「沼にハマってきいてみた」を見た。
三度の食事と睡眠以外を
けん玉に費やす女の子が出演していた。
いくつもの神ワザを持ち、今もさらに研鑽中だ。
けん玉の動画選手権(?)も、優勝してた。
この女の子がエントリーシートを書いたら、
「現在、打ち込んでいることはなんですか」
「大学3年間、何してましたか」
「あなたにとって、生きがいはなんですか」
「会社でどんな能力を発揮してくれますか」
「休日は何をしていますか」
のような質問に、オール「けん玉」と書くだろう。
そういう人を企業は取ってくれるのだろうか。
長女の書いているエントリーシートを見ると、
上記のようなプライベートなことまで、
けっこう聞いてくる気がする。
仕事に、プライベートな質問は、必要か?
また、「大学でどんな成果を出しましたか」とか
「会社に求めるものはなんですか」とかの
過去と未来に固執する質問よりも、
「単純作業は好きですか」
「見知らぬ人と話をすることは得意ですか」
「残業は何時間までできそうですか」
「企画やアイデアを出すのは好きですか」
というのを、5段階くらいの「はい、いいえ」で
丸つけられるようにしてはどうか。
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話がそれてきそうなので、このへんで、まとめておく。
ライオンを採用して、ヒツジの仕事を与える。
ベルサイユで働けると思ったら、富岡製糸場。
そんなチグハグな就活だと、
お互いに不幸でしかないだろう。
会社も従業員も客も幸せになる方向性で
進んでいける社会になればいいのにな、
などと、凡庸な主婦は思う。
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理想の仕事探しは、ガンダーラに行くより難しい。
