スクラッチアートを毎日

15分くらいずつ進めている。

 

無心になって

白い下書きをなぞっていると、

ふと断片的なイメージが浮かんでくる。

 

教室の中。駅ビルの売店。

他愛のないセリフ。

あ、なつかしい、と思うけど、

「はて?これはいつの話だ?」

と、記憶をたどっていくと、

それは私の実体験ではなく、

ある夜に見た夢の一部。

 

作業に没頭していると、

どこかにある無意識の世界と

つながることがあるのだろうか。

 

無意識世界とつながるといっても、

このリアル世界で

得をすることはない。

 

宝くじの当たり番号が見えるとか、

未来の出来事がわかるとか、

そんなことがあればいいが、

見えるのは春の夢のごとし。

 

ただただ、断片的な無意味なシーンが、

浮かんでは消え、浮かんでは消える、

というだけのことなんだけども。

 

やたらと夢を思い出すのも、

リアル世界のことを思い出さないのも、

どちらも不思議だなあ、と思いながら、

黙々とスクラッチアートをしている。

 

 

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スクラッチアートは、

無意識の扉を開けるのだろうか?