以前、読んだ本で、
衝撃を受けた箇所がある。
「月が綺麗だね」とか
「この御飯、美味しいね」とかいう
セリフは、「君が好きだ」という
意味なんだ、って書いてあった。
これが書かれていたのは、
「15歳の寺子屋 15歳の日本語上達法」
(金田一秀穂 著)。
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15歳の寺子屋 15歳の日本語上達法
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これまで、私は、「月が綺麗だね」って、
その言葉通りの意味しかないと
思ってたので、前代未聞の衝撃だった。
あまりにもびっくりしたので、
今年の3月に読んだのに、まだ覚えている。
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で、昨日、別の本
「こわれかけたこの星に
今してあげられること」を読んでいたら、
下記の部分が出てきた。
”(日本人の)会話の目的は調和を保つこと
であり、自分の意見を通すことではないので、
言い争いもあまりありません。(P.187)”
会話の目的が、調和を保つこと!?
日本人なのに、全然気づかなかった。
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今まで、井戸端会議とか
飲み会の会話とかは時間の無駄で、
無意味なことだと思ってたけど、
実は、会話をすること自体に
意味があったとは。
「うちの子がさ、公園で~・・・」
「うそ~、うちも~。あるよね~」
みたいな会話は、
「あなたとはうまく付き合いたいわ」
「こちらこそ、よろしくね」
というニュアンスがあるのだろう。
あるいは、
「もう一杯、どうぞ、どうぞ」
「いやいや、おっとっと」
というやりとりも、
「あなたとお酒を飲むのが楽しい」
「一緒にいると疲れがとれますわ」
みたいな意味合いがあるのだろう。
ああ、そうだったんだ。
そういう場だったんだ。
意味あるじゃん。
和を重んじる日本人ならではだよ。
ニホンゴ、ムズカシイデ、ホンマニ・・・。
ショックすぎて、片言になってしまった。
会話というのは、言語というのは、
正しく意志を伝達するだけでなく、
人と人との距離を縮めたり
なごませるためにも使う、っと。
心のメモに、書いておこう。
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大事なことなのに学校では教えてくれないことが多いね。


