「手放そう」と決めたが、

中身を見て、結局1度、挫折した本がある。

 

その本は、とてもお気に入りだったので、

一生手元に置いておくであろうと思ってた。

 

なので、めったにやらないことだが、

鉛筆で線を引いてたし。

 

でも、もし売るとしたら、

鉛筆の線は消しておかねば。

 

「とにかく、消しゴムかけ、しよう」

と、昨日の夜、やってみた。

 

ほぼ全ページにわたって

あちこちに線を引いてあり、

「どんだけこの本を好きだったんだよ」

と、自分にツッコミを入れながら、

1ページ1ページ、開いては消し、

開いては消し、を繰り返す。

 

線はうすく引いてたので、

そっと消しゴムをかけても、

後が残らないほど、スムーズだ。

 

消しながらも、かつての傍線部分を

さらっと読み返していった。

 

◎ 利己主義を極力なくすこと

 

◎ 「相手の権利を尊重する」のが、正義

 

◎ 本人の行いのみが責任を取るところ

 (先祖などの行いの責任は取らなくてよい)

 

◎ 他者の過失に寛容であれ

 

・・・というところを、おさらいして、

全部、消し終わった。

 

ああ、やっぱり、良い本だった。

 

消しゴムかけの作業が終わった時点では

「よし、もう思い残すことはない!」

って、思えたんだけど、

今、こうやって記事にしてたら、

また心が揺れてる。

 

心が落ち着くまで、

また、しばらく寝かせよう。

 

ゆっくりゆっくり、

お別れ(卒業)してみるのも悪くない。

 

ちなみにその本のタイトルは、「霊の書」。

 

 

 

 

 

なぜ大事なスピの本を

手離すかというと、

その世界観が嫌になったのではなく、

むしろ、自分のDNAに落とし込んで

今後、生きていこう、という決意からだ。

 

・・・あ~、でもなあ。

もう少し、持っていたいなあ・・・。

(往生際、悪し)

 

案山子は、一本、軸があって、いいね。

ぶれないもんね。そういうところ、見習いたいな。

 

まてよ、人間に足が2つあるのは、

右、左、と揺れながら、前進するためかも?