仕事帰り、いつものスーパーに寄り、

買い物をし、レジでお金を清算した。


カウンターで

品物を袋に詰めていた時、

そのスーパーに勤めている

知人(Aさん)が

私のところにやってきて、

「ねえ、今、通ったレジの女性(Bさん)、

 あなたのことを、

 『一番好きなお客さん』と

 言っているのよ」

と、教えてくれた。


私は驚いて、

「え、本当?なんで?

 私は”普通”のお客さんなのに」

と言うと、

「Bさんが働きはじめの頃、

 あなたが優しく接してくれたから、

 それを今も覚えているんだって」

と、Aさんは、説明してくれた。


***


あれは1年くらい前だったろうか、

Bさんがこのスーパーで仕事を始め、

胸に『研修中』という名札を付けてた。


そんな彼女のレジに行って、

清算が終わるのを待っていたのだが、

ある日、Bさんは、私の買ったお惣菜を、

手を滑らせて、裏返しにしてしまった。


内容物が容器のふたに

ちょっとついてしまい、

恐縮しているBさん。


「すみません。交換いたします」

とおっしゃってくださったが、

「ああ、平気、平気。

 食べればおんなじだから~♪」

と、そのまま買ったことがあった。


(あ、これ、過去記事に書いてた。

 → ポテサラより大事なこと  )



それからも、Bさんとは

レジに立つほんの数分に

時候の話題をしたりした。


また、「今日で1年経ちました~」

と、彼女から報告を受けたりして、

「頑張ってるねえ。もうベテランね。」

などと、ちょろっと話すような

間柄ではあったけど。


あと、年齢のせいか、

レジの袋が指で開けづらいのだが、

頼んでもいないのにBさんは

いつも袋の口のあたりをこすって

隙間を作ってくれてから

かごにインしてくれるので、

この間「袋に入れやすくなるわ。ありがと」

と、お礼を言ったりしてた私。


そんな、ほんのちょっとしたやりとりで、

誰かのナンバーワンにランクインするなんて、

うれしいな。ありがたいな。


***


でも、実は、ここからが正念場でもある。


過去の私は、誰かに好かれているとわかると、

急に冷たい態度をとるような人間だったから。


それは、自分に自信がなくて、

自分で自分のことが嫌いだったから、

「こんな私を好きになるなんて、

 あなたの損ですよ」

ということを、知らしめようとしてたんだ。


でも、今は、そういう態度は、

「嫌われることで安心する自分」に

フォーカスしてる自己満足でしかないし、

それよりなにより、

相手を傷つけてしまうことになると

わかってきたから、

断固、やらないようにしなくちゃ。


好かれているとわかっていても、

破滅的な行動をとらないこと。


人に好かれることを怖がらないこと。


今までと変わらず、

穏やかなほほえみで接し続けること。


それが、今後の課題。