昭和の子供たちのランドセルは、

男の子は黒、女の子は赤、だった。


男の色、女の色、というように、

明確に分けられてた。


自分は女として生まれたので、

赤やピンクを身にまとうのが

世間的に見て正しいと思ってた。


中学の時、同級生の女の子に、

「何色が好き?」と尋ねられて

当然のように「ピンク」と答えたら、

「ピンクサロン。サロンちゃん」

という不名誉なあだ名をつけられた。


そのことによって、

私はピンク色が嫌いになった。


結婚したての頃、

夫にコタツ布団を買ってきてもらったら、

ブルーの基調のものだったので、

「何よ、そんな男の色を!」

と、本気で不平を漏らした。


女の色も、男の色も憎くなってしまい、

色に関するさまざまな思い込みが取れず、

自分が本当に好きな色と

嫌いな色もわからなくなった。



そんなときに手に取った本。


「あなたに似合う色がわかる本」


あなたに似合う色がわかる本―ひとりでできるカラー診断用色見本付き/深井 寿乃
¥1,468
Amazon.co.jp

この本を読むと、

色は、男の色、女の色、

という2パターンに分かれているのではなく、

「明るい、暗い」「濃い、薄い」

「鮮やか、くすみ」

というさまざまなカテゴリーがあり、

本の通りに診断してみると、

私の肌の色は

「暗く、濃く、くすんでいる」色が似あう、

ということが明確になってきた。


それを参考に服の色を選ぶようになったら、

全体的なコーディネートが

うまくまとまるようになってきて、

顔の表情も明るくなってきた感じがする。


「こっちが自分に似合う」という

物差しが出来上がってくると、

こんどは娘たちの服を選ぶときにも、

「長女ちゃんは、オフホワイトよりも

 はっきりしたホワイトが似合う」とか

「次女ちゃんはブルーが好きだけど、

 濃いブルーより水色が似合う」とかが

わかるようになってきた。


そうなると、女3人で洋服売り場に行くのが、

本当に楽しくなってきて、

昨日もウインドウショッピングしてきた。


また、ワゴンセールで、

「このこげ茶色、すごく私に似合いそう!」

と手に取ったら、

「お母さんの色だ。似合う!」と娘たちも賛同してくれて、

そのカットソーをレジにもっていったら、

500円以内で買うこともでき、最高にうれしかった。



次に100円ショップで、

母子でハマっているマステを見た。

気に入ったマステを選んで、それぞれ買った。


帰宅して、手持ちのマステを確認するために

小さく切って並べたとき、

長女が「ピンク系が多いんだね」と言った。


そのときになって、私はやっぱり

ピンクが好きなんだなあと、合点がいった。


似合う色と、好きな色は、違うんだ。


身にまとうものは

自分の肌の色を考慮して

「秋色」「金色」「ゴージャス系」を選ぶが、

体から離して使う小物は、

それにはこだわらないようにしよう。


また、好きな色をからかわれても、

気にしないことにしよう。


古い思い込みを捨てて、

色を愛でる自分になれたので、

つくづく幸せを感じる。


色って、楽しいな。