去年のGW明けから、

私はフルタイムのパート勤務者である。


家にいたときは、家のことばかり考えていた。


それが今では、外に出て働いていると、

私はとても不器用だから、

脳内スイッチが仕事用になってしまって、

家や家事のことをすっかり忘れてしまう。


家と仕事場は、実際はバスでは20分くらいの距離なのに、

私の心の中では、日本とアメリカくらいの距離感がある。


先日、仕事中に、家にいる次女から電話があって、

「賞味期限の切れたパンを食べてしまった。

 もうだめだ。自分は死ぬかもしれない。ハアハア」

というので、尋ねた。

「(そのパン、私も朝、食べてきたよなあ。と思いつつ)

 そうか。おなかは痛いの?」

「痛くはないけど・・・」

「わかった。じゃあ、おなかが痛くなったらまた電話して」

と言って、すぐ切ってしまった。


そして、電話を切って、5分くらいしたら、もう忘れていた。


で、夕方、帰宅すると、次女は元気そうだったので、良かった。


一方、家に帰ると、私は自分が仕事していたことなど、

全部忘れてしまって、家用のスイッチになる。


特に土日になると、長かった専業主婦時代の感覚に戻り、

家のことばかり考えて行動している。


「あの懸案、月曜日に上司に報告しないと」

と金曜日の夕方の帰宅時に思っていたことも、

土日はすっかり忘却のかなたで、

月曜日に出社して机にあるメモで思い出す。


まるで鏡の国のアリス(?)のよう。


家にいて、「いってきます」と鏡(=会社)の中に入ると、

私は家のことは全部忘れて、鏡の世界に没入する。


帰宅時間になって、「ただいま」と鏡から出ると、

さっきの鏡の世界なんて、最初から無かった場所になる。


こんなにあっさりと簡単に、

パチリと切り替えちゃっていいのだろうか?




・・・今のところ、支障はないから、まあ、いいか。