かれこれ5年以上になるだろうか。
夫の実家に顔を出していないのは。
また、電話一本、こちらから連絡していない。
年賀状は出すが、娘たちに書かせている。
別にケンカをしているわけでもないが、
なんとな~く、疎遠になっている。
理由のひとつとして、
次女がひどく車酔いするたちなので
(特に自家用車やタクシーには絶対乗りたがらない)、
富士のふもとの、夫の実家まで、たどり着けない。
あと、夫本人も、
なぜかあまり実家に帰りたがらない。
(たぶん、親に借金しているから、
合わせる顔がないのだろう)
いちおう長男の嫁だし、孫の顔も見たいだろうと、
5年ほど前の夏休みに、
「そちらに女三人でうかがっていいですか?」
と電話したところ、
「●●(夫の名)が一緒でないなら、来ないで欲しい」
と、はっきり言われたので、
「あ、はい。わかりました・・・」と電話を切った。
が、「むこうから断ってくれてありがたい。渡りに船だ」
と、内心喜んだのは私。
それ以後、帰省するのをやめてしまいましたとさ。
一方、私の実家には娘たちを連れて行くが、
夫は結婚後に1~2度顔を出した程度でしかない。
まあ、必ず帰省しなくちゃいけない、という
ルールがあるわけでもないし、
冠婚葬祭にも呼ばれることもないので、
親族とのお付き合いがほとんどない我が家である。
面倒だし、お互いに気を使って疲れるくらいなら、
行かない方が、いい。
呼ばれれば行きますよ、くらいの心理的スタンスでいる。
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そんな風に、ほぼ音信不通の関係だが、
もし、夫の両親が年老いて、介護して欲しい、
という要望があれば、やろうと思っている。
けれどそれは、「夫の両親だから」ではなく、
「私の手を必要としている人がいるから」だ。
たとえ世間一般的には
「長男の嫁」という立場にいても、
「嫁だからこその行動」ではなく、
「みにもるだからこその行動」をすることで、
私は自分の全責任を取るつもり。
また、実の親に対しても、そうしたいと思う。
本人たちが自力では出来ないことで、
「やってくれ」ということは、私の出来る範囲で行う。
「やってほしくない」ということは、手を出さない。
私はいつでも手を貸す気持ちはあるけれども、
かといって、すべて言いなりになる気はない。
出来る範囲でしかやらないし、
出来る範囲の中では、誠意をこめたい。
また、相手の気持ちも尊重し、
やりたいようにやらせてあげようと思っている。
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ちなみに、夫を含めて、
夫の実家は、どうも全員、ツンデレ・タイプらしい。
(ツンデレの定義がいまいち不明。天邪鬼のこと?)
「やってくれなくていいよ」という言葉の裏に、
「ほんとはやって欲しいんだけど」
というニュアンスもあるようだ。(←長女談)
けれど、そんな言葉の裏なんて、
超能力者じゃないからわからない。
言われたことだけを実行するほうが、
こちらとしては楽である。
また、相手の天邪鬼っぷりを、
逆に利用させてもらうこともある。
私自身が気乗りしないときこそ、
まず先制攻撃でにっこりと
「やりましょうか?」と尋ねる。
すると相手はたいてい、「やらなくていい!」
と、返事をするので、
「あ、はい。わかりました~」と、ひっこむが、
実は私の思い通りにことが進む寸法だ。ふふふ。
私は私の生き方をしているだけだが、
常識ある人は私を鬼嫁というだろう。
まあ、自分の黒い部分は自覚しているから、
どう呼ばれてもいいけどね~。