かれこれ5年以上になるだろうか。

夫の実家に顔を出していないのは。


また、電話一本、こちらから連絡していない。

年賀状は出すが、娘たちに書かせている。


別にケンカをしているわけでもないが、

なんとな~く、疎遠になっている。


理由のひとつとして、

次女がひどく車酔いするたちなので

(特に自家用車やタクシーには絶対乗りたがらない)、

富士のふもとの、夫の実家まで、たどり着けない。


あと、夫本人も、

なぜかあまり実家に帰りたがらない。

(たぶん、親に借金しているから、

 合わせる顔がないのだろう)


いちおう長男の嫁だし、孫の顔も見たいだろうと、

5年ほど前の夏休みに、

「そちらに女三人でうかがっていいですか?」

と電話したところ、

「●●(夫の名)が一緒でないなら、来ないで欲しい」

と、はっきり言われたので、

「あ、はい。わかりました・・・」と電話を切った。


が、「むこうから断ってくれてありがたい。渡りに船だ」

と、内心喜んだのは私。

それ以後、帰省するのをやめてしまいましたとさ。


一方、私の実家には娘たちを連れて行くが、

夫は結婚後に1~2度顔を出した程度でしかない。


まあ、必ず帰省しなくちゃいけない、という

ルールがあるわけでもないし、

冠婚葬祭にも呼ばれることもないので、

親族とのお付き合いがほとんどない我が家である。


面倒だし、お互いに気を使って疲れるくらいなら、

行かない方が、いい。

呼ばれれば行きますよ、くらいの心理的スタンスでいる。


*****


そんな風に、ほぼ音信不通の関係だが、

もし、夫の両親が年老いて、介護して欲しい、

という要望があれば、やろうと思っている。


けれどそれは、「夫の両親だから」ではなく、

「私の手を必要としている人がいるから」だ。


たとえ世間一般的には

「長男の嫁」という立場にいても、

「嫁だからこその行動」ではなく、

「みにもるだからこその行動」をすることで、

私は自分の全責任を取るつもり。


また、実の親に対しても、そうしたいと思う。


本人たちが自力では出来ないことで、

「やってくれ」ということは、私の出来る範囲で行う。

「やってほしくない」ということは、手を出さない。


私はいつでも手を貸す気持ちはあるけれども、

かといって、すべて言いなりになる気はない。

出来る範囲でしかやらないし、

出来る範囲の中では、誠意をこめたい。


また、相手の気持ちも尊重し、

やりたいようにやらせてあげようと思っている。


*****


ちなみに、夫を含めて、

夫の実家は、どうも全員、ツンデレ・タイプらしい。

(ツンデレの定義がいまいち不明。天邪鬼のこと?)


「やってくれなくていいよ」という言葉の裏に、

「ほんとはやって欲しいんだけど」

というニュアンスもあるようだ。(←長女談)


けれど、そんな言葉の裏なんて、

超能力者じゃないからわからない。

言われたことだけを実行するほうが、

こちらとしては楽である。


また、相手の天邪鬼っぷりを、

逆に利用させてもらうこともある。


私自身が気乗りしないときこそ、

まず先制攻撃でにっこりと

「やりましょうか?」と尋ねる。


すると相手はたいてい、「やらなくていい!」

と、返事をするので、

「あ、はい。わかりました~」と、ひっこむが、

実は私の思い通りにことが進む寸法だ。ふふふ。


私は私の生き方をしているだけだが、

常識ある人は私を鬼嫁というだろう。


まあ、自分の黒い部分は自覚しているから、

どう呼ばれてもいいけどね~。