長女は最初、県立の

理系高校の受験を希望していた。


文系の長女にはどうかと思ったが、

本人が将来パソコンの仕事に就きたいらしく、

パソコン授業の多い学校ということで、

本人はやる気満々だし、

また、偏差値もちょうどいいので、

ギリギリまで、母子で、その方向に歩を進めていた。


しかし、夫が、その学校よりもっと良いところへ行けと、

独断であれこれと話を進めてしまい、

気がつけば少し偏差値の高い、

私立の女子高を推薦入学することに。


中学の担任の先生に、

県立から私立への変更をお願いしたら、

かなりあわててらしたが、なんとか手続きが間に合って、

長女は、夫の希望校を受験しに行った。


推薦だったので、作文と面接のみで、すぐ合格した。

とりあえず、進路は決まってやれやれだ。


夫は、「作文だけで合格するなんて、

 他の受験生に申し訳ないから、

 同校の特別進学コースも受験しろ」と長女に指示。


最悪、特別進学コースに落ちても、

推薦ですでに合格は決まっているので、

結果はそんなに心配することではないが、

長女は「特進は授業が増えるから、受かりたくない」と

ブーブー文句を言いながら、過去問を勉強している。


夫はすべてにおいてワンマンなので、

「部活は、●●に入れ」とか、

細かいところにもいろいろ口を出す始末。


・・・学校に通うのは長女なんですけど?


長女本人の希望を受け入れてやりたいが、

お金を出すのは夫なので、私は、何も言えない。


電車に乗って、長女のために、

特進コースの願書を出しに行くとき、

「こんな風で、いいのかなあ」と私は考えた。


まあ、私や長女が決めると、

どうしても、楽なほうへ楽なほうへ流れたがるから、

限界を突破しようなんて考えもしないだろう。


だから、「金は出すからチャレンジしろ」と

夫が檄を飛ばしてくれるのは、

長女にとって、ある意味、

ありがたいことなのかもしれない。



そういえば、私自身も、大学の頃、

本当は海外留学なんてしたくなかったのに、

父に言われて、

しょうがなくドイツに行ったりしてたなあ。


私や長女のような、のんびり系は、

時々、とんでもない試練の激流に流されてしまう。


けれど、それが、神様のご意思ならば、

激流の行き着いた場所で、

自分なりにがんばるしかないのだろう。


ひょっとしたら、その場所で、

すばらしい出会いや経験が

待っているかもしれないんだし。



・・・ということで、

長女よ、自分の運命にきちんと向き合い、

あなたらしく進んでいってください。


大変かもしれないけど、努力しただけ、

きっと、いいことが先にあると思うよ。うん。